便秘の種類
機能性(きのうせい)便秘...消化器官(胃、小腸、大腸など)の機能低下が原因で便秘になることをいいます。一般的に便秘と呼ばれるのは、機能性便秘のことをいいます。機能性便秘はさらに、一過性便秘と習慣性便秘に分けられます。
弛緩性(しかんせい)便秘...大腸のぜん動運動が弱くなり、筋力の低下で、便を押し出すことができなくなるために、起こる便秘のことをいいます。高齢者やお産を経験したあとの女性に多い便秘です。
痙攣性(けいれんせい)便秘...心理的ストレス等により、自律神経が乱れ、腸のぜん動運動が強くなりすぎてしまったために、起こる便秘です。このタイプの人は、下痢と便秘を交互に繰り返しておこる場合があります。
直腸性(ちょくちょうせい)便秘...便が直腸に到着したにもかかわらず、便意が伝わらないために起こる便秘。便意をがまん癖のあることでおこる場合があります。
器質性(きしつせい)便秘...腸閉塞(ちょうへいそく)、腸捻転(ちょうねんてん)、大腸ガン(だいちょうがん)、腹膜炎(ふくまくえん)など腸の腫瘍(しゅよう)、閉塞(へいそく)、炎症(えんしょう)などにより腸の通りが悪くなるためにおこるものです、腸の長さや大きさの異常によっておこるものがあります。このような症状の場合は、浣腸を使用できないこともありますので、医師に相談してから使用してください。