こんにちは、~やり方よりも、在り方~ 畠山です
以前、ランチにたまたま入った、母娘でやっている小さな料理屋さん。
味はともかく、残念だったのは、盛り付けがものすごく雑だったことでした。
お皿が置かれた瞬間、思わず二度見してしまったほど
センスとかそういうことではなく、いかにも 「やっつけ仕事」 という感じで、食欲が一気に失せてしまったことがありました
ごはんをお茶碗に盛ることを 「ご飯をよそう」 といいますが、
「よそう」 は、漢字で書くと 「 装う 」
ごはんって、丁寧に美しく 「装う」 ものなのですよね
食事を大切に思う気持ち、相手を大切に思う気持ち、最後まで美味しく食べてほしい、という気持ちが、
ただ盛るのではない、「装う」 という言葉に込められているのかもしれません。
見た目を整えることは、料理に限らず、所作でも身だしなみでも掃除でも
自分のためだけでなく、相手への配慮であり、敬意であり、思いやり。
人に会いに行く時、身なりを整えるのは、相手に対する敬意があるから。
ごはんを丁寧によそうのも、相手を大切に思っているから。
意識の矢印を、「自分」から「相手」に向けるだけで、一つ一つの行動が、ぐっと丁寧になっていく気がします