滑稽なお見送り | 笑顔の連鎖づくり~ホスピタリティ研究部~

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ホスピタリティは「人としての在り方」です。日常生活の中にホスピタリティのマインドが浸透したら、きっと世の中はもっと良くなります

おはようございます、畠山です好

昨日、百貨店の中を通り抜けようと足早に歩いていたら、
アパレルショップから1人のお客様が買い物を終えて出てきました。


ショップ店員さんは、お客様に深々とお辞儀をし、
姿が見えなくなるまで直立不動でじっと見送り、
見えなくなったのを確認すると、もう一度深々とお辞儀
をしてから、
ようやくショップの中へと入って行きました。


これだけ読むと、立派にお見送り出来ていて、きちんと教育されたイイお店だね、と思うでしょうか。


私はその店員さんがお見送りしている姿をずっと最後まで見ていたのですが、どうも、お見送りしているというよりは、お客様が見えなくなるのをじっと待っている、という雰囲気なのです。


ちなみに、お帰りになったお客様が、もう一度お店の方を振り返ることは、一度もありませんでした。


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以前、私がデパートで服を買った際に接客してくれた若い女性は、30分くらいの接客でしたが、きちんと相談に乗ってくれて、何度も試着させてくれて、小さな娘のケアもしてくれて、とても気持ち良く買い物が出来ました。


帰り際にはお名刺も頂いて、丁寧にお見送りをして下さったのですが、
ぜひまたお越しください。その時はまた私が接客させて頂きます!」 という気持ちが溢れているようなお見送りでした。


きちんとお客様をお見送りをする、というのは、接客業であれば常識的なことと言えるかもしれません。


でも、形だけちゃんとやってる風のお見送りは、されたお客様も何も感じていないようですし、なにより傍から見ていて滑稽です。


本当に真心がこもっているのか、”真心込めてる風”なのかは、一目瞭然。
”滑稽な接客” になっていないか、我が身を振り返りました。


Jin