星空観察日記

星空観察日記

郊外でひっそり彗星探し。
そして星空を観て撮る。
備忘録を含めた星空の観察記録です。
難しいことは知りませんが、撮影手法・機材を記載。
興味を持ったら、やってみる。そういう人生でありたい。
Japanese version only.

みなさま、こんばんは。

 

 

期待の彗星の時期がやってまいりました!

 

順調にいけば肉眼で望めるかもしれません!

久しぶりの肉眼彗星になってほしい~
 

 

南半球からの撮影情報はすでに来ており、

そろそろ国内からも情報が出てくる頃です。

 

 

  紫金山・ATLAS(C/2023 A3)[ツーチンシャン・アトラス]


今年の10月ころ、大彗星となって肉眼でも見えると期待されている彗星です。
一時、増光の鈍りから太陽接近前に崩壊するのではという情報も流れました。

当初の予想では最大0等級とされていたが、現在の予想は最大2等級となっています。
とはいえ、ここまで明るい予報の彗星は稀にしかお目にかかれないので、とにかく期待大!

 

確認ですが、紫金山は、紫〔むらさき〕で、柴〔しば〕ではないのでご注意!

従って日本語読みは「しきんざん」となるのでしょう。

 

 

  生存中(2024年9月19日現在)

 

「最近の彗星は.....」
(最近の若いもんは.....という雰囲気)
 

太陽に近づくと崩壊したり全て蒸発したりと、悲しい結末を迎える彗星が多い感覚です。
今のところ彗星は無事です。
そして、現在宇宙を航行中の「はやぶさ2」が撮影しています。

順調に成長・増光してくれるかどうか、太陽に接近してみないとわからない点が多くあります。

 

 

 

  観察


挑戦できる観測チャンスは2シーズンあります。
(現実的かは置いておいて...)


シーズン1(かなりチャレンジャー向け)
9月20日頃~下旬~10月はじめ
夜明け前の東、超低空
9月27日の太陽最接近(近日点通過)に向け、バーストを起こすかも。

その場合かなり明るく見える可能性がある。

2024年9月27日4時30分 東の空 10度付近 2~3等級




シーズン2(見やす&撮りやすい)
10月12日~11月ころ
西の低空~日ごとに上昇するも暗くなっていく
もしかすると、立派な扇状の尾を見せてくれるかも?
 
2024年10月12日18時14分 西の空 10度付近 2~3等級
 
2等台だと、スマホでも撮れる可能性があります。
 
私的オススメは2024年10月15日の夕方です。
 
10月15日18時30分 東の空 10度付近


13P/オルバース彗星とのランデブーが起こるので、上手く撮れば映えることでしょう~


あとは、天候次第!

 

低空の観測・撮影は、雲や霧に隠される可能性が高いため、遠征が無駄足になることも。

そして、待っていたら崩壊して消えてしまうかも....

 

 

早めに撮ってみたい!でも、期待しすぎないように...

(教訓)

 

ではまた~

 

みなさま、こんばんは。

 

 

大きな変化を見せないかんむり座T

 

 

今日も増光なし。ヨシ!

(よくはない)

 

 

 

かんむり座T(白十字)ステライメージ簡易測光9.8等

日時    2024/9/4/20:05(JST)
カメラ    Canon EOS Kiss digital X5
設定    f=200mm 20s ISO1600 F/2.8
レンズ    TAMRON AF70-200mm F2.8 Di A001E 
赤道儀    AZ-GTi(Sky Watcher)
架台    AZ-GTi用三脚(Sky Watcher)
撮影法    追尾撮影
処理    トリミング・リサイズ

 

 

引き続き、監視を続けましょう!

 

 

ではまた~

 

みなさま、こんばんは。

 

 

まず、かんむり座Tはまだ増光していないようです。

 

 

というのも、私、

VSOLJ(日本変光星観測者連盟)のデータを確認したところ、驚くべき光度を確認したのです。

 

 

かんむり座T VSOLJでの光度変化

 

グラフはかんむり座Tの光度変化グラフ。

注目は、赤矢印Vバンドのポイント。

なんと、4等台を示しています。

 

 

「ついに来たか!!」

 

 

鳥肌立ちまくり上矢印 血圧上昇上矢印

 

 

 

しかし....ネット上では全く騒いでいません。

「そんなはずはない(と信じている)」

 

 

 

別のデータも確認。

 

かんむり座T AAVSOでの光度変化

 

 

「特に急増光しているデータはないぞ」

 

 

 

もう一度、VSOLJのデータを細かく確認します。
 

 

 

かんむり座T VOSLJの日別光度変化

 

 

8/25の終わりごろ、1つ?のデータだけ吹き飛んでいます。

 

 

誤差ではなく、もう増光の域に見えませんか?

(共感してほしい)

 

しかし、その後は光度が9等台に戻って観測されています。

予想されている再帰新星の増光は少なくとも数日続くことから、爆発が起きたとは言えないと思います

 

 

・観測の際、Vバンドで余計な光が入った?

 (人工衛星?流星?光害?稲光?飛行機?....)

・それとも本当に短い時間の増光があったとか....

 

 

う~ん、専門家ではないので、わかりません!

 

 

いつ増光してもおかしくないため、こういったデータに踊らされるのは仕方ないことです。

 

 

ポジティブに!

良い予行演習になったのかもしれませんね。

引き続きモニタしていきましょう。

 

 

ではまた~。

 

みなさま、こんばんは。

 

 

ペルセウス座流星群が終わり、夏から秋へと移ってきました。

 

 

今年のペルセ群は条件がよかったため、イベント等では流星を堪能できたそうです。

(私は背骨に負担がかかるので寝ました)

 

 

そして、台風の季節。

 

 

星空は束の間の晴れを狙うしかありません。

 

 

 

やっぱり気になるのは、かんむり座T(CrB T)

 

 

今夜のほやほや画像です。

 

 

かんむり座T(ステライメージによる簡易測光10等)

日時    2024/8/26/20:00(JST)
カメラ    Canon EOS Kiss digital X5
設定    f=200mm 20s ISO1600 F/2.8
レンズ    TAMRON AF70-200mm F2.8 Di A001E 
赤道儀    AZ-GTi(Sky Watcher)
架台    AZ-GTi用三脚(Sky Watcher)
撮影法    追尾撮影
処理    トリミング・リサイズ

 

 

 

増光なし!

 

 

いよいよ9月に突入します。

 

Bradley E. Schaeferさんの予想(英語)が正しければ、いつ来てもおかしくありません。

(私はずれ込むのではと予想していますが...)

 

 

晴れて望めることを祈っています。

 

 

ではまた~

 

みなさま、こんばんは。

 

 

明日は、ペルセウス座流星群の極大日です。

 

 

13日の2時~3時ころがオススメですが、

台風の影響をうけるところもありそうですね。

 

今夜も流れていますよ!

 

 

さて、

今日はかんむり座Tだけ撮りましたので、撮りたてを載せます。

 

 

8月11日 かんむり座T(白十字)

日時    2024/8/11/20:09(JST)
カメラ    Canon EOS Kiss digital X5
設定    f=200mm 20s ISO1600 F/2.8
レンズ    TAMRON AF70-200mm F2.8 Di A001E 
赤道儀    AZ-GTi(Sky Watcher)
架台    AZ-GTi用三脚(Sky Watcher)
撮影法    追尾撮影
処理    トリミング・リサイズ

 

 

ステライメージによる簡易測光では10.1等でした。

 

増光確認できず。

気長に、気長に。

 

 

ではまた~