色には昔からランクがあります。
とくに紫色は古来から高貴な色とされてきました。
聖徳太子が定めた冠位十二階制定で濃紫色が一番高貴な色と定められてからです。
紫色の染色には主に植物の「ムラサキ」が使われていました。
この「ムラサキ」は育てるのが非常に難しいことから、
濃い紫色というのは、大変貴重だったと考えられます。
ちなみにムラサキの由来は、
「群がって咲いている」からきているそうです。
昔は庶民が着ることができなかった紫色ですので、現在でも着物の紫色は
尊ばれています。
紫色は世界的に高貴な色とされています。
世界の王族がこぞってお召しになったとされています。
しかし、嵯峨天皇の時代に日本だけ突如、最高位の色が変ります。
それは一般人には知られてこなかった幻の色です。
天皇と側近しか知らなかった染め色です。
それは、まるで太陽のような紅い色です。
黄櫨染(こうろぜん)という染めです。
これは、太陽の光に当たると真っ赤な色に変わるという不思議な染めです。
染料は黄櫨という木から取れます。
後ろから白熱光を当てたところ
太陽が浮かび上がります!!
↓同じ反物です
黄櫨染のきものは、現在では復元されて商品化されていますので、
手に入れる事ができます。
お好きな方はどうぞおひとつ(^-^)/
1200年前、世界の最高位の色は紫色でした。
その時、日本の最高位は太陽の色でした。
「日いづる国」「日出処」「日ノ本」などたくさん呼び名があるように
日本人は古来から太陽信仰をしてきました。
そのなごりが
「お天道さま」「お日さま」冬至の「ゆず湯」などです。
そして天照大神は太陽神です。
それは皇室の祖神です。
黄櫨染が天皇の第一礼装になった理由がここにあります。
日本の国旗です。
太陽をモチーフにしたシンプルなデザインは、
どんな国旗より美しいです。
国旗を調べてみると
星や月のモチーフの国旗はたくさんあるのですが、
太陽のモチーフの国旗は意外と少ないんです。
というか白人の国で太陽をモチーフにした国旗はひとつもありません。
国旗はみんなのマークでもあります。
残念ながら、このみんなのマークを切り刻む政党が、日本にあります。
残念ながら、このみんなのマークを公務員でありながら、反対する学校の先生がいます。
はるか昔から、太陽と日本人は切っても切れない存在であることを忘れているような気がします。
我々の世代で失くしてはならないもの、それは「お天道さまに顔を向けて生きる心」ではないでしょうか、僕はそう思います。
「日出ずる国に生まれて感謝!!」
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