昨日書いた井戸川町長の記事はこちらです☆ 左矢印


福島において禁句はここに住めない、被曝は十分許容範囲で

大丈夫ということを覆す発言だと思います。


何しろ安全なものを食べないわけには行かないと

福島のお米を給食に提供するのですから。


この井戸川町長のように被爆の危険性訴え疎開を求める

町長は邪魔なんでしょう。


何しろ国連にまで行き世界の助けを求めるために

発信してきましたので。


解任理由は中間貯蔵施設の会議に欠席したこと十分な説明不足

ということですが、(議員には東電社員3名も)

中間貯蔵施設に対する国側の説明が不十分

調査をする=建設につながると言っておられます。


TPP参加が参加したらもう抜け出せないと同じです


前提条件として受け入れがあるということです。


もう永久貯蔵施設になりかねません、中間という言葉の曖昧さ、

日本はただちにという言葉で国民を被爆させた国です。


井戸川町長のメッセージお聞きください。


この方は今度の事故で原子力村の壁の向こうからこちら側に

降り立った数少ない方です。


いまだ原子力村の利権の砦にこもる人がなんと多いことか。


*日本なんてどうなっていい、住民なんてどうなっていい*

という言葉が聴こえてきます。


町民の皆様へ


町民の皆様、皆様の苦しみは計り知れないものです

毎日、皆様と話し合いができれば良いのですが、

なかなか叶えられませんことをお詫び申し上げます。

 私が一番に取り組んでいますのが、一日も早く

安定した生活に戻ることです。


双葉町はすぐには住めませんが、どこかに仮に

(借りに)住むところを準備しなければなりません。


そこで、国と意見が合わないのは避難基準です。


国は年間放射線量20mSvを基準にしていますが、

チェルノブイリでは悲惨な経験から年間5mSv以上

は移住の義務と言う制度を作りました。


 私たちは、この事故で最大の被ばくをさせられました、

町民の皆様の健康と家系の継承を守るために、

国に基準の見直しを求めています。


この基準がすべてです。


仮に住む場合は安全でなければなりません。


子供たちには、これ以上被ばくはさせられませんし、

子どもたちが受ける生涯の放射線量は大きなもの

になります


。事故から25年が経ったウクライナの子供たちには

働くことができないブラブラ病が多く発生しているそうです。

 私はこのようなことが一番心配です。


町は絶対に事故を起こさないと言われて原発と

共生してきました。


しかし、今は廃虚にさせられ、町民関係も壊されました。


自然も、生活も、生きがい、希望やその他すべてを

壊されました。


一方どうでしょう。これほど苦しんでいる私たちの思いは、

皆さんが納得いくものになっていないのです。


これを解決するのが先だと訴えています。



 私が皆さんに多くの情報を出さないと叱られ

ていることは十分承知しています。


出したくても出せないのです。


納得のいくような情報を国に求めていますが、

出してこないのです。


国とは隠し事のない交渉をすることを求め続けてきています。


町民の皆様を裏切ることは決していたしません。


これから多くの情報を出していきます。

 放射線の基準に戻りますが、ICRP

(国際放射線防護委員会)勧告を採用していると

国では言いますが、国際的に採用している訳で

はありません。



ヨーロッパには独自の基準があり、アメリカでも

自国の基準を作って国民を守っています。



最近のICRP勧告では日本を非難しています。


もう1~20mSvを採用しなさいと言っています。


これは大変なことで、区域見直しも賠償の基準も

変わってきます。


 このような中で冷静にと言っても無理かもしれません。


このような環境に置かれているのだから、

皆さんの要望を常に政府、与党には伝えてきました。


政争に振り回されて進んでいません。


 福島県内に避難している町民を県外に

移動してもらう努力はしましたが、関係機関の協力

は得られずにいます。


しかも盛んに県内に戻す政策が進行しています。


県に理由を聞いても納得のいく返事は来ません。


町民(県民)の希望を国に強く発信して頂きたいと思います。

 町民の皆さん、損をしないでください。


財産には目に見えるものと見えないものが有ります

ので、区別しなければなりません。


目に見えるものは形や重みのあるもの価値が直ぐに

判断できるものです。


見えないものは未来です。


一番心配なのは健康で、被ばくによる障がいであります。


ウクライナでは障がいに要する費用が国家の財政を

破綻させるような事態になっています。


今のウクライナが25年後の日本であってはならない

のです。


子供に障がいが出ればとんでもない損害です。

この見えない、まだ見えていない損害を十分に

伝えきれていないもどかしさがあります。


まだ発症していないからとか、発症したとしても被ばく

とは関係がないと言われる恐れがあります。


水俣病のように長い年月をかけて裁判で決着するような

経験を町民の皆さんにはさせたくありません。


 昨年の早い時期から町民の皆さんの被ばく検査

を国、東電、福島県にお願いし、被ばく防止も合わせて

お願いしてきました


しかし、思うようになっていません、原発事故による

放射能の影響下に住むことについて拒むべきです

 損について一部しか言いきれていませんが、

一番大きなこと、何年で帰れるかについて申し上げます。


今は世界一の事故の大きさのレベル7のままだということ


溶けた核燃料の持ち出し終了が見通せないこと。


処理水をどうするのか、核物質の最終処分はどのよう

にいつまで終わるのかなど多くの要因を考慮して、

木村獨協大学准教授が最近の会議の席上、個人の

見解として双葉町は場所によっては165年帰れないと

発言しました。


私には可か不可の判断できませんが、

大変重要な言葉だと思います。


半分としても80年だとしたら、この損害は甚大なものです。

 また、被ばくの影響についても責任者に対して

担保をとっておく必要があります。

 中間貯蔵施設については、議論をしないまま、

調査だから認めろと言いますが、この費用の出どころ

を確かめることが重要です


この施設は30年で県外に出すと国は言っていますが、

約束は我々とはまだ出来ていません


この施設の周りには人が住めません。


六ヶ所村では2km以内には民家がないようで、

双葉町では町の中心部が殆ど入ってしまいます。


では、どうするのかの議論が先です。


ボーリング調査を行うのは着工です。


予算の構成を見ますと、整備事業の下に調査費

が付いています。


これは行政判断としては着工になります。



着工の事実を作らせないために、私は非難覚悟で

止めていることをご理解ください。


十分すぎるほど議論して町民の皆さんの理解の

下に進めるべきです。


日本初の事業です。


双葉町最大の損害で、確かな約束を求める事

をしないまま進めてはやがて子供たちに迷惑をかけます。


新政権とじっくり話し合いをして、子供たちに理解を

貰いながら進めます。


このように、私たちには大きな損害があることをご理解ください。


 寒さが一段と厳しくなりました、風邪や体力の低下に

気をつけて予防を心がけてください。これからもお伝えします。

 平成24年12月