ちょっと間があいてしまいましたけど、星と子育ての話の続きを。

『子どもの月』でも書きましたが、生れてから7歳くらいまでは、子どもは月をメインに自分を取り巻く世界のことを獲得していきます。

月は、肉体や感情を司るのですが、その人がどう物事を受け止めるのかのパターンとしても読み取れます。

ここが、安定していると、年齢を重ねて他の天体を使いこなす段階になった時、スムーズにいきやすいです。




ファシリテーションやコーチングで、参加者が自発的に発言できるようになる場作りに大事なこととして、発言者の安全の確保っていうのがあります。

自分の意見を言っても、まわりから攻撃されない、安全だって思えないと、人はなかなか発言できないものだから。

誰が何を言おうと、オレは関係ねー! って言う人もいますが、それはその人がたまたま心臓強いとか、その人なりのスタイルがそうだってだけ。

その人の流儀に合わせて、世の中は流れている訳じゃない。

いろいろな人がいる場で、スムーズな循環を生もうと思ったら、「ここであなたが何を言っても大丈夫ですよー。違う意見でもいいんですよー。」っていうゆるやかな許容が必要。



月は、基盤であり、ここが揺らいでいると、上にどんなに立派な建物立てても、ちょっとした揺れで崩れちゃったりします。

だから、月をできるだけ満たしましょうねーって話をしたのです。(完璧に満たすのは無理なので、完璧を目指さなきゃとがんばるのは無駄です。)


で、次の段階はといいますと、だいたい7~15歳の水星期。


小学校入学と共に、水星という知性・言語能力・コミュニケーション能力・分析力を活用し、生きていくためのスキルを獲得していきます。

幼児教育の在り方で、学齢期までは文字とかの知的刺激を避けるところもありますが、この理屈から言えば合っています。

ただ、今の世の動向から、子どものタイプ的には、成長の在り方には合っていても、心の在り方には合っていない場合があるので、注意が必要だと思います。(基本的に、学びたい時が、学び時というのは、星的にも合っていると思われるので。モンテッソーリとかも、そうですね。)


だから、理念とか理想にとらわれず、目の前の子の様子を見ながら、どれがいいか試行錯誤していく必要が出てくるのです。

マニュアルがあれば楽だけど、人はひとりひとり違うから、完全な方法論とかないので。


月別にいろいろ読み取れるのと同じように、水星別に、その子の学習スタイルとか知的欲求の出方とかわかるのですが、鑑定していて思うのは、そういうのは学校とか塾でも補えているので、それほどは大変ではない人が多いのかなと。(大変な人もいるけど。)


むしろ関心事は、躾か。



学校の勉強はどうとでもなるけど、人としてちゃんと生きていける躾が入るかどうか。

この「ちゃんと」っていうのが曲者で、親の「ちゃんと」が子どもの人生に役立つかどうかは怪しいところなのですが、だからって野放しにもできないのですね。




ひとつひとつ話して理解してもらうが理想だけど、だんだんと難しいお年頃になると、それだけでは対処できなくなってきます。

先生に同じことを言われれば聞けるけど、親だと無理とか出てくるわけです。


厳しいだけでもダメ、甘やかしすぎてもダメ。

アメとムチの使い分け。


水星の場合は、その質を理解すると同時に、その水星と180度の角度にあたるサイン(星座)の要素を使って接すると、うまくいくことが多いようです。

これまで接した子どもたちは、これで結構いけるな、と。




うちの場合で言うと、息子は水星が乙女座。

それをうまく機能するようにサポートしようと思うのなら、180度に位置する魚座のアメとムチ(木星と土星)を使っていくと、入りやすい。


私も水星が乙女座なので、うちの場合、基本的にコミュニケーションの質が同じなので、お互いの言い分は理解しやすいです。

そこに躾的なものを擦り込んでいこうとすると、一緒に乙女座を使って、どうすればいいかを論理的に話したり、小さな目標達成を繰り返せるようサポートするのでもいいのですが、魚座の全許容というか何でもありよ~♪ やりたいと思うのなら、なんでもやってみようよ♪ ダメだったの?相手はどんな気持ちがしたのかな~♪ それがわかって良かったね的なのが、結果的に彼の小さくまとまりがちな気質を大きく広げます。

これが逆に魚座水星の子だったら、こんな感じがするという直感とか感覚でものごとを吸収していくため、論理的思考は苦手な子たち。

これだけはと思うものを伝える時には、乙女座の気分じゃなくて、社会の一員として機能しているかとか、そのためには今何をすればいいのかを、割ときっちりめの整理して考えられるようサポートしていくと、入りやすいです。


星を見ていると、本当にひとりひとり違っていて、同じ星に生まれてても、オーダーメイドの地図を持って生きているんだなーって思います。


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