ザ・フィールド
【2011 アメリカ】
『ようこそ、血のなる畑(フィールド)へ。』
『After Dark Originals』(マスターズホラーみたいなもの)シリーズの中の作品。
こちらのシリーズは劇場用なので、TVドラマ系のマスターズより見応えがあります。
本作品は見ての通りの案山子系クリーチャーホラー。
でも『案山子男』のようなお笑い系ではありません。
ネタバレになってしまうといけないので詳しくはここには書けませんが、意外とヒネリのある展開で面白いです。
正直お馬鹿な作品かと思って観たのに・・・(笑)
思いっきりツッこむつもりが、あまりツッコミどころがなくて残念(違う意味で)。
まぁ、事の始まりは案の定・・・車が動かなくなってしまうわけですが。
そこからの予測できない状況にワクワクします。
この作品ってカラスが出てくるのですが、私・・・カラスが大の苦手なのでそれだけでキモイキモイと連発。
先日玄関を開けて出かけようとしたら「カァーカァー」と物凄い近くで聞こえてきたので・・・
辺りを見回したら・・・なんと真横のフェンスの上にカラスが!!!
あまりの至近距離に思わずギャーと声をあげそうになりました(笑)
昔『オーメン』で観たカラスにつつかれて死亡するシーンがトラウマになっているせいか、自分もつつかれるのではないかと・・・(苦笑)
まぁ、畑が舞台のホラーに案山子とカラスは付き物ですよね。
グロさはほどほどにあるし、ストーリーにオリジナリティーもあってなかなかの良作です。
キャストは『アヴァロン千年の恋』のデヴォン・グレイ、『告発のとき』のウェス・チャサム、『ハーパーズ・アイランド 惨劇の島』のC・J・トマソン他。
★★★☆☆
ドライブを満喫していた5人の男女の車が大量のカラスの追突で事故を起こし大破した。それはこれから起こる恐怖の連鎖の前兆だった。気が付くと仲間の1人の姿が見あたらない。辺りを見回すとそこはトウモロコシ畑に囲まれたひとけのない街の校外。視界が遮られたトウモロコシ畑で日没と共に高まる恐怖。そして廃虚に灯る不気味な明かり…。最悪のシチュエーションで悲劇は始まった。得体の知れないクリーチャーと叫び声と共に消えていく仲間。生き残った者たちは、やっとの思いで廃墟に逃げ込むが、そこで彼らを待ち受けていたのは、さらなる恐怖と絶望だった…。
ビキニガール・キラー
【2009 カナダ】
『遊・泳・禁・死』
女子大生たちが猟奇殺人鬼に襲われる・・・定番の殺人鬼系ホラー。
邦題やパッケージを見るからにとんでもなくお馬鹿なツッコミどころ満載の作品なんだろうな~と思い観てみた。
販売元がアルバトロスなのもソレっぽい(笑)
過去記事の編集がある程度終わった今、今後の本ブログはソレ路線中心で行こうかと・・・
ソレ路線とは・・・
ホラー映画を観ようとレンタル屋に行って・・・借りたいものを決めてなかったのでどれにしようかと迷うのだけど・・・パッケージを見てみると、もう見るからにB級・・・いや、C級臭がすると思い、借りるのを躊躇してしまうような作品。
まぁ・・・本ブログは元々そんな感じなんですけどね。
まだまだ、ブログにすら載せられないような駄作を大量に観ているワケでして・・・(苦笑)
正直初めはブログのため・・・だったんですよ。
でも、最近はメジャーな作品に興味がなくなり・・・マイナーないわゆるB級モノに惹かれるんです。
たぶんうちのブログを見に来てくださっている方って同じ趣向の方多いですよね?
って・・・話がソレてしまいましたが。
今回のこの作品、鑑賞してみて「う~ん・・・」となってしまいました。
なんとゆ~か・・・ホント普通過ぎるんですよね。
若者たちグループが乗った車が故障して(今回の場合はバスね)田舎で立ち往生。
そこには恐怖の殺人鬼が!!!というお決まりのパターン。
オリジナリティーと言えば殺人鬼がなぜか獲物のビキニを収集していることぐらいでしょう。
その時点で怖さなんてまったくなくなりますからね。
ギャグとしか思えませんよね。
あと、この作品を思わず借りちゃう人ってビキニガールに期待してるのだと思うのですが・・・
正直ビキニの女の子はいっぱい出てきますが、お色気系は殆どありません(笑)
寧ろビキニである意味なんてないようなもの。
しかもヒロインが微妙な感じで可愛くない・・・
別に不細工ではないんですよ。
愛嬌がないというか・・・表情が苛っとくるというか(笑)
あんまり応援したくなるようなキャラではないんですよね。
そして1番残念なところは殺人鬼のキャラクターが薄いとこでしょうか。
今までの殺人鬼キャラと比べて印象に残るところがない。
なんとも中途半端な感じですね・・・(笑)
キャストは『MISBEHAVIOUR』のシンデル・チャートランド、『グラディエーター・キングダム』のスージー・ロレイン他。
★★☆☆☆
大学生のジェナやリーナたちは、男友達のブレイクにバスを用意してもらい真夏のビーチを目指していた。女の子たちは早くもセクシーなビキニに着替え、車内のテンションは最高潮。だが途中でエンジンが故障し、バスは森の中の寂れたガソリンスタンドで立ち往生してしまう。携帯は圏外、助けも呼べないまま夜も更けて、真っ暗な闇がスタンドを包む。そんな中、バスの中にいたはずのブレイクがいなくなっている事に気付く。スタンドの中を探しに行くと、そこにはおびただしい血の量が一面に広がっていた。彼女たちを見つめる何者かの獰猛な息遣いが、森の中に低くこだましていた…。
ゾンビの帰郷
【2005 アメリカ】
『マスターズ・オブ・ホラー』の中では最後の作品の紹介になります。
今回はあのジョー・ダンテ監督によるゾンビ系ホラー。
ダンテは独特の世界観を持ったホラーやSFがお得意の監督です。
主な作品は『ハウリング』『グレムリン』『トワイライトゾーン』など。
どちらかというと子供でも楽しめる作品が多いかも。
でもこの作品はちょっと大人向けな感じ。
なぜか途中で意味不明なSMプレイが出てくるし・・・(笑)
それなのに観終わったあとホロっとするようなちょっと切ない話。
とりあえずは題名の通りゾンビが題材なのだけど、実はものすごく深いメッセージが込められている。
簡単に言うと【戦争反対】
今のアメリカ政府に対しての挑戦的な内容かも。
なかなかチャレンジャーな監督さんですね。
でもちょっと残念なのはゾンビがちっとも怖くないこと。
まぁ内容が内容だけにややキレイめ系のゾンビなのか?
悪くはないとは思うんだけど、ホラーとしてはイマイチかな。
★★☆☆☆
ある夜、元大統領演説ライター兼選挙顧問のデイビッド・マーチ(ジョン・テネイ)と女性憲法学者のジェリー・クリーバー(テア・ジル)は車でゾンビ兵士をはねてしまう。すると次々とゾンビ兵士が現れ、2人に迫ってきた。 この異常な事態は、4週間前に始まった。 大統領選を3週間前にして、TVのトークライヴ番組でデイビッド、ジェリー、人気キャスターの三人が議論を交わしていた。途中、戦争で息子を亡くした母親を前に、デイビッドが言葉を詰まらせこう言った。「もし一つ願いがかなうのなら、ご子息に戻ってきて欲しい。彼らなら言えるからです。意義ある戦争だったと……」そのコメントを聞いた大統領はいたく感激し、自らの演説でそのまま流用した・・・