HORROR MODE -5ページ目

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愛しのジェニファー

【2005 アメリカ】

『マスターズ・オブ・ホラー』でのダリオ・アルジェント監督作品。
個人的に好きな監督の多いイタリアンホラー界の中でも特に崇拝してるアルジェント監督なので、今回の作品は大変興味深いものがありました。
今までのアルジェント作品の特徴としては美しい容姿を持つ主人公というのが主流だったけど、この作品はちょっと違う。
主人公ジェニファーは見事なブロンドの髪に完璧で魅力的なボディ。
だけど彼女の顔はあまりにも醜かった・・・
その生態も人間離れしていてまるで獣のような行動をする。
それでも男たちはそんな彼女に翻弄されていく。
それはなぜか？
女のarisaには少々解りづらい面もあるが、きっとそれは彼女の発する特異なフェロモンにあるのだと思う。
それにしたってこの顔で男たちを翻弄していくのには少々ムリがあるような気がするのだけど・・・（笑）
そういえば以前arisaの友達がスタイルは完璧なんだけど顔は・・・な彼女と同棲していたことがある。
正直言って顔だけはどうしても好みじゃなかったらしい。
だから彼女に子供が出来た時、即行で別れた。
なんという男の身勝手か・・・
この作品を見て久しぶりにその件を思い出したのだけど・・・

女からしたら怖いというより切なくなる・・・そんな作品。
全体的にはアルジェントらしくないようでやっぱりアルジェント風味。
なかなか面白かったと思います。

★★★★☆

愛しのジェニファー

警察官フランクは何者かに殺される寸前の少女ジェニファーを救うが、彼女は傷跡のある醜悪な顔と完璧な肉体の持ち主で、男たちを虜にして破滅させる魔性の存在だった。何も知らないフランクは彼女を自宅に連れて帰るのだが…。

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ヘッケルの死霊

【2005 アメリカ】

『マスターズ・オブ・ホラー』でのジョン・マクノートン監督の作品。
当初参加が予定されていたジョージ・Ａ・ロメロ監督が降板したため、代役として参加となったマクノートン。
マクノートンといえばホラー作品では実在する連続殺人鬼ヘンリー・ルーカスを描いた『ヘンリー』でお馴染み。
本作品はクライヴ・バーカーの短編小説を実に忠実に再現したもの。
前半は正統派ホラーといった感じで安心して鑑賞できる。
個人的には派手なイマドキの手法によるものよりもこういった古典的な手法による作品の方が好みなのでちょっと嬉しいかも。
ストーリー的には特に目新しいものはないのだけど、色んなホラー映画の要素が沢山詰まっていて面白い。
特に後半はゾンビあり、ネクロフィリア的スプラッターありで盛りだくさん。
まるでホラーの博覧会のような楽しさ。
正直言って代役ということもあってあまり期待はしていなかったんだけど、他の監督に比べてなかなかいい出来なのでは？

★★★★☆

ヘッケルの死霊

舞台は19世紀末。死んだ妻を甦らせたいという男に、年老いた魔女はある話を聞かせる。それは、若き科学者ヘッケルの物語。病気の父を見舞いに行く途中、森で奇妙な男女と知り合ったヘッケルは、彼らが死体を甦らせている事を知る。しかし、甦った死体には新鮮な人肉が必要だった。監督は「ヘンリー」のジョン・マクノートン、原作はクライヴ・バーカー。

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ダンス・オブ・ザ・デッド

【2005 アメリカ】

『マスターズ・オブ・ホラー』でのトビー・フーパー監督作品。
トビー・フーパーといえば『悪魔のいけにえ』『ポルターガイスト』など大ヒット作をいくつも出しているホラー映画界の第一人者。
そんなフーパーも初期の頃は衝撃的で面白味のある良作ばかり作っていたが、最近は今一歩な作品が多い。
それでも2003年に作られた『ツールボックス・マーダー』は「トビー・フーパー復調の兆しか？」と思わせるような出来で少し安心しました。
今回の作品はリチャード・マシスンの小説『死者のダンス』を題材にアレンジされたもの。
核によるテロ攻撃での大量惨殺、そしてその後の世界・・・
クラブＭＣ役には『エルム街の悪夢』のフレディや『2001人の狂宴』などで人気のロバート・イングランド。
これはさすがとしか言い様がないキャスティング。
実は何気にフーパー作品に度々出演してたりするロバートです。
ただ出演者はなかなか良いのだけど、作品自体の出来としてはやや期待はずれの感が・・・
カリスマ的人気のあるフーパー監督だけに期待が大きすぎたかも。
時間も１時間と制限されている中で、その実力を発揮するのはやはり難しいのかな？
でも条件はどの監督も同じ。
次回こそ、トビー・フーパー復活を期待しています。