4月21日(木) 雨


今日は雨降りだったので、

予定していた堆肥の搬入も土混ぜも

畝(うね)づくりもなし!

土を混ぜるのは管理機という農機具を

使うか手作業で(鍬でえんやこら)やります。

雨が降っては土はいじれぬ!

昔から「晴耕雨読」という言葉が

あるように、雨降りの日は

農業の勉強や家での作業という

自然に習う生活。

とは言っても、

やる事がいっぱいあるので

ゴロゴロは出来ませんが。


私の今の立場は雇われ先の

契約社員という立場ですが、
(社会保険や年金加入のために
 して頂いた措置)

給料が出る訳ではなく、

島根県からの助成金と港にある

直売所でのアルバイト収入で

生活していきます。

にわかに増えてきている

「地域おこし協力隊」とは違いますが、

各都道府県にあるような

新規1次産業参入者の助成金が

島根県にもあり、

それを活用する形です。





ただし、助成金が給付されるのは1年目のみ。
2年目以降も助成金の制度はありますが、
 収入面や業務内容にしばりが出てきます。

12万円×12か月で年間144万円。

アルバイトで月4~5万稼いだとしても

年に約50~60万円。

そこから保険や年金、家賃、車のリース代を

引くと手元に残るのは年100万程度。

隊員の時よりも手元にのこる額は低い。

農作業に関わる経費は出してもらえますが、

2年目以降はとても厳しい現実が待っています。


それも分かった上で

「農業を学びNPO法人を立ち上げる」

という目的でこの道を選んだので、

後悔は全くしていませんが、

先日地元の方と飲んでいた時に

言われた言葉が胸にグサッとささりました。


その方はこの島に来て長く、

農業など手広く経営されている方なのですが、

その方曰く「農業やりにこの島に来て

残ったものは自分以外は一人もおらん!」と。

まるでドラマのようなセリフですね、

でもそれがきっと現実なんです。


そういう方を何人も見てきて、

せっかく来たのだから島に残って欲しい

という気持ちで言ってくれたんですね。

そしてその後、雇い主側の方に

「使い捨てはあかんで!使い捨ては!

彼の数年後の生活の事も考えな!」と。


「島に来てまだ5日しか経っていない私に

なんて優しくも熱い心遣い!」

と感動した半面、

「1年目中に生きるすべを見つけなければ」

という背筋が凍るような思いもしました。


隊員時代は環境こそ厳しかったですが、

JICAという政府の機関に守られていたので、

辞めない限りは生活は保障される。

でも、これからは何の保証もありません。


そういう世界で生きていくんだという事を

身に染みて感じた一日でした。


島での農業その他の活動だったり

学校建設や運営の事に熱する余り、

自分の生計の事など余り考えて

いませんでしたが、

自分の生計が成り立った上で、

初めて色々な活動ができるんだと

気を引き締め直しました。


カンジャガ村での生活を味わった
※ガーナ・イースタン州の僻地村

私にとって、日本で生活するだけなら

何とでもなります。

でも、法人立ち上げて学校建設や

運営をつづける為には、

キッチリ儲かるビジネスを

しなければならない。


支離滅裂ですいませんが、

内面はこうして夢と現実が

交差している毎晩です。


やりたい事をやる、

誰もやらないような事をやる

というのはそういう事なんでしょうね。


それでも前に進むんです、私は。

諦めなければ必ず夢は叶う。


ジャージ・長靴・麦わらでがんばるぞー!!



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