福島から来た「しろ~」♪ | pandaの活動と日記

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埼玉県登録団体
彩の国動物愛護推進員
動物取扱業二種届出済
Hope to Life チームZERO公式ブログ

こんばんは


とても過酷だった1年が終わり新たな1年が始まりました。


昨年は、多くの命が。。。


多くのしっぽのついた仲間たちの命がpandaの大きく広げた


手のひらから零れ落ちました。


色々な思いを胸にスタートした1年なので新年のご挨拶はせずに


居たいと思います。どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。


さて本日は、前回お伝えしようと思って居りました。


被災地福島、計画避難区域から来ました「しろ」の事。。。




私が「しろ」の事を知ったのは。。。


本当にひょんな事でした。


この度、新しいメンバーとなりました方のご実家が福島で。。。


写真に写る縁側の小屋などを設置して下さったボランティアさんの事を


知りませんか?というお話からでした。


福島へ通われている給餌チームのボランティアさんの多くは存じ上げています。


一番、仲良くして頂いている方に伺うと!


何と。。。そのお友達のチームだったのです。


「しろ」の事、凄く心配して下さって居られたようで病院にも連れて行って下さり


普通のご飯に加え高栄養の流動食もあげていて下さいました。




メンバーから写真を見せられたとき。。。


この子、そのままここに置いたら良くないと思いました。


可哀想という思いはもとより目が開いていない。


きっと風邪をこじらせているんだと思いました。


被災地の子たちは殆どがエイズ・白血病のWキャリアです。


給餌チームの方に伺うと「しろ」もエイズ陽性だったそうです。


エイズの子がもっと風邪をこじらせれば。。。


そこに迷う気持ちはありませんでした。


私は、メンバーさんに言いました。この子、保護してあげよ。


もう沢山、頑張りました。


メンバーさんも同じ思いを持っていました。


そんな事から。。。


思い立ったら吉日です。


直ぐに給餌チームのお友達に次に福島へ行く日を伺いました。


タイミング良くそのお話をした週末に福島に入るという事で


保護をお願いしました。


そして。。。


あの日から沢山の事を耐え抜いてきた「しろ」が来ました。




過酷な孤独、暗闇、恐怖、自然の猛威にも負けず。。。


とても大らかな可愛いこちゃんでした。


「しろ」が当方に到着した翌日、健康診断の為、病院へ連れて行きました。


給餌チームのボランティアさんがウィルス検査をして下さったのが10月


その間、白血病に感染していないか?再度、検査をして頂きました。


身体ぜんぶ。


お陰様で白血病は陰性でしたが大変な病気を抱えている事がわかりました。


肥大型心筋症。





いつ心不全がおきてもおかしくない状況でした。


その他にもとても怖くなるご説明を受けました。


お薬。。。


ずっと飲み続ければ抑えられるそうです。


毎日、イヤイヤしながら飲んでます(汗)


「しろ」の心の声が届きました。


良かった。


「しろ」にとって環境が大きく変わる事が良いのかは正直なところ


わかりません。


でも。。。


この寝顔を見れば。。。


良かったと思いたい。




ご飯を沢山食べて、温かいお部屋で何の不安もなくゆっくり眠って




もうのんびり過ごそうね。


穏やかな時を過ごそう。


具合が悪くなったらお母さんと病院へ走ろう。


いいえ。。。


お母さんが走ります。


1日も長く同じ時を過ごそう。


可愛いよ「しろ~」


こんなことで「しろ」はぬくぬくと毎日を過ごして居ります。


被災地の子たちの過酷な日々が1日でも減りますように☆


「しろ」という猫さん1頭しか助けてあげられなくてごめんね。


同じ国の中で起きていることなのにね。


悲しいね。


そして給餌チームの皆さん、ありがとう。


後ろ髪をひかれながら帰ってくることを想像しただけで辛いです。


「しろ」を大切に思って下さりありがとう。


このブログをお読み頂いていらっしゃる皆様、被災地の事


忘れないで下さい。まだまだ辛い思いをされている人が


過酷な暗闇で生きる動物たちが沢山居ります。


うわべではなく真の復興を心から願います。


今日は、ここまで。。。


おやすみなさいパンダ


あと。。。


いつも優しいコメントを下さる皆様、ありがとうございます。


ブログを書いては泣き、コメントを読んでは泣き。。。


しっかり心で受け止めて前に進みます。