本の紹介ブログをやっていながら、こんなことを書くのもアレですが、今日のお題は、「本を買わない」。昔、私が高給取りだった頃、本屋で気になる本があれば、ばかすか買っていたものです。その時のお金を貯金していたら…、と反省することもしばしば。今や、本一冊買うにも、細心の注意を払い、真剣に検討を重ねる状況です。


でも、本の購入価値を吟味するのは、私にとっても、本にとっても、良いことだと思います。はっきりいって、本を見境なく買っていた頃、本を最後まで読まないことが結構あった。買ったことだけで満足して、ちょっとペラペラみたら、考えてみたほど面白くなくて放置して、引っ越しで入れた段ボールの中で長い眠りについた本の数々。

本当に多いのですよね。お恥ずかしながら。で、図書館で借りて読んだ本の方が、シリーズ全巻読破して、心に残っていることも多いという。

そのような経験を重ねて、私が最近心がけていることは、


1.図書館で借りられる本は買わない!

 最近の図書館は結構品揃え良いです。 特に自分は関西在住ですが、大阪市立中央図書館を愛しています。

ここは大阪市在住じゃなくても借りられるという太っ腹な上、私の大好きなマイナーな専門書の類も充実しています。買うにせよ、図書館で読んで気に入った本を買った方がいいです。


2.図書館に無い本は買う!

 図書館に並ぶ可能性が限りなくゼロに近い本は、しょうがないので買います。 マイナー中のマイナー本というか、おたっキーな本というか?(笑)


3.amazonマーケットプレイスなどで、中古1円の商品は買わない!

 お察しの通り、売る前提の話です。中古1円の本は、実際、良くない本も多いと思います。うちにも、昔の残骸として、中古1円の本が少なからずあるのですが、最後まで読まなかった本だったり、面白くない本だったり、買わなきゃ良かった本だったり。amazonなどの口コミ評価が高い中古品は必ず良い値がつきますが、実際読んだ私から見ても、そういった本は良書だと思うことが多いです。


本は良い本ばかりじゃないです。本当にくだらない、寄せ集めの内容とか、どうでもいいような本も残念ですが、あるのが現状です。特に、表面をキレイに取り繕っていて、中身が無い本って、あったまきますわ。簡単な誤字脱字がたくさんある本を見ると、出版社の編集は何してんのって思う。よく吟味せず衝動買いして、最後まで読まないで部屋のスペースを食うだけの本は、無駄遣い。本を買うようなお金もない状況のおかげで、くだらない本を売った作者達にお金を払わず、良い本を探せる癖がついたことは、不幸中の幸いでした。

今の私の状況では図書館に頼む日々ですが、いっぱいお金を持っている方は、良い本の作者の応援のためにも、本を買って欲しいと思います。