寄付をしています
こう考えていました。「今は自分と家族にお金がかかる。自分よりも恵まれていない人たちのために寄付はするべきだと思うけど、十分なゆとりができてからにしよう」
で、「十分なゆとり」って、いつできるの?そういって一生できないまま、結局災害時くらいしか寄付しないわけ?
それじゃいかんと2年ほど前、「国境なき医師団」への寄付を始めました。きっかけはWashington Post(だったかな?)の記事。エボラ出血熱がウガンダで流行、封じ込めは川下より川上のほうが容易かつ経済的だということで、現地で活動している国境なき医師団を支援しようと思ったのでした。単純でしょ?しかも、ウイルスが日本に来てほしくないという利己的な思惑もあります。不純かしら?
こちらは毎月1000円。そしてこのたび、日本赤十字社にも寄付し始めました。
こちらは年5000円。いや、こっちも月1000円にするつもりが月単位だと2000円からだそうで、だったら年1万、いやちょっとデカいな、ということで。セコいかしら?
まあまあ、今後少しずつ増やしていくつもりなので、無理のない範囲で続けていきます。
やばいぞ、翻訳よりも通訳ガイドのが楽しくなってきた!
何事も場数ですな。
今は通訳ガイドの大繁忙期。先週は5日間ガイドに出ていました(もちろん、残り2日、そして帰宅後に翻訳)。
このシーズンに入る前は、依頼を引き受けつつも「毎日外に出て、外人さん連れて歩き回るなんて大変だなあ。大混雑確定だし、天気もどうなるかわかんないし。家でまったり翻訳してたほうがいいよ」とやや後ろ向きでした。
実際、名所はどこもとんでもない大混雑状態。浅草寺もそうですが、原宿なんてヒドい!春休みで中高生も全国から来てますからね。で、天気も悪い日が多く、桜もようやくこれからという状況。スカイツリーから何も見えず、新宿御苑も桜ほぼなし、というツアーもありましたよ。
これだから嫌なんだよ~...と思いきや、あれっ、なんか楽しい!こんな状況なのに意外とうまくこなせてるじゃん、ゲストに喜んでもらえてるじゃん、やるじゃん自分!という、ガイドについては己に課すハードルが低いがゆえの、ポジティブな自己評価。
そして、翻訳では決して得られない「自分でネタを探して話すことを考え、大勢を笑顔にできる」という、お笑い芸人のような、この感覚。ドリフの効果音みたいなゲストがいればもう最高です。
自信がついてきたのは、やはり数ですかね、数。経験を積むにつれて、対応に余裕が出てきたりとか。ハプニング対応力も。想定外のことが起きないほうが想定外ですからね。何かしら起きますよ、そりゃあ。強風でロープウェイが動かないとか。霧でクルーズ欠航とか。ゲストの情報が事前に聞いてたのと全然違うとか。そういう対処って、もともと器用なほうではないので、場数を踏むしかないですよね。
今のところ積極的には仕事を取っていなくて、いつもお世話になっている会社経由で各種旅行会社さんにご依頼されるがままにお仕事してきました。それは、あくまで翻訳メインというキャパのせいでもあるし、自分を売り込むほどの自信もない、というのもありましたが、そろそろ広げてみようかなあ。
そして、この方面での目標は「車窓芸人」になること。つまり、バスなどで目に入るものを、表面だけでなく文化や歴史も交えて説明しながら、大爆笑をかっさらう。ためになる+笑えるガイド。まだまだガイドとしての実力は青二才ですが、インバウンドがますます増えていく中、そんなガイドを先駆けたいなと。誰かと競うのではなく、わざわざ日本に来てくれた方々を少しでもプラスアルファで楽しませられる、そんなガイドになりたいなと。引き続き場数を踏んでいけば、なんだかイケそうな気がしてきました!
一番の課題は、リスニング力かな(特に容赦ないスピードで話してくるネイティブ)。でも、上がってはいるんです。ちゃんと聞き取れずに愛想笑いで済ますことが減ってきたり。バスで話してる最中に何か言われて、アドリブで返したり。ただ、まだリスニング苦手意識があるせいで、1on1の会話になると顔が引きつりがち。リスニングにもっと自信が持てると、一方的に話して笑わせるだけでなく、やり取りで笑わせて、もっともっと盛り上がると思うんですよねえ。
でも、そういう「改善の余地の多さ」も含めて、通訳ガイドという仕事を非常に楽しめています!
もちろん、翻訳を捨てるわけではありません。長男はアイルランド留学中、次男は大学受験(武田塾たっか!)という一番お金がかかる時期だけに、翻訳・通訳ガイド(たまに通訳)の両輪で、しばらくフルスロットルでいきますよ!
ハネムーンでいらっしゃったアメリカ中部のカップル(掲載許可いただいています)。2日間ご一緒して最後は新宿思い出横丁でハシゴしました。お幸せにね!
翻訳コラムも大好評連載中!
ねえねえ褒めて!
続けるのって大変ですよねえ...
特にジムとか
1カ月もてばいいほうですよねえ
ところがどっこい、1年以上続けてますよチョコザップ
むしろ回数増えてます。なぜ、何のためにいくのか?
目的3位:体型維持
まあいいんですけどね、今さら見た目とか
どっちかというと体のキレかな
目指せヒロミゴー
目的2位:体力アップ
そろそろ通訳ガイドのピークシーズン
歩き回りながら、翻訳もこなさなきゃ
ということで筋力・体力を増強
目的1位:キレッキレになるため
いや、体じゃなくて頭よ頭
やっぱダメだね、体動かさないと
ダラけてると頭が回らなくなるのです
というわけで、だいたい0時前に家を出て
徒歩十数分のチョコザップへ
1時間以上いろいろギコギコして
冬なのに汗だくで帰宅して風呂へ
なんでそんな時間かというと
英語を叫びながらやるから
人がいない時間を狙って
行き帰り含めてアウトプット訓練もするのです
たまに仲間がいるけどね
今日は早朝、5時起きで行ってみました
オンライン通訳があり
頭キレッキレじゃないと無理だから
雪だったから誰もいませんでした
ひと仕事終えたら眠たくなったけどね
コラムも続けてますよー(3年目)
継続は力です!
何よりも翻訳の仕事を22年続けてますからね
このブログも...いちおう15年?
ChatGPTを翻訳に使う翻訳者は終わってますが...
そりゃあ終わってるよね。ChatGPTの翻訳でOKなら翻訳者いらないもんね。
ChatGPTに本当の翻訳はできない。いや、よく言われるような「まだまだ正確じゃない」とか、そういう浅い話ではありません。正確性が100%になったとしても、です。良い翻訳=正確な翻訳ではありません。どれだけ進化しようが、根本的なところで無理なんです。
だけど、ChatGPTを活用しない翻訳者も終わってます。いやほんとにほんとに。英語をもっとよく知るために、最高に便利なツールではありませんか。
翻訳者だけでなく、上級の英語学習者にも必須。単語帳やら問題集やら、アホみたいな学習法をいつまで続けるつもり?そういう演繹的学習が有効なのは英検でいえば準1級レベルまで。そこからは帰納的学習の領域です。
つまり、新聞雑誌を読みなさい。と言いつつ、「読み始めたけど、調べても何いってるかわかんないところがけっこうある」という悩みに、これまでうまく答えられませんでした。ChatGPTに聞きなさい。文脈を与えて、会話してみなさい。もちろん英語でね。だいたい教えてくれるはずです。
いつも自分でテーマを見つけてくるんですが、この2回についてはお題をいただきました。
えらそーにいってますけど、ChatGPTについて書くように言われてなければ、きっと本格的に使ってなかったと思います。感謝!
翻訳廃業?学習塾業界に進出します
断言しておきましょう。伏線は、すべて回収します。
15年近く前に始めたブログを振り返ると、これをやる、あれを始めた、こうなるのが夢など、幾つもの新しい挑戦について語ってきました。その多くを実現させましたし、どれひとつ、あきらめてもいません。
なぜ挑戦を続けるのか?ローリングストーンであり続けたい。過去の桎梏にとらわれて、自己を肯定して他を否定するだけで、残り多いとはいえない人生を無駄に送りたくはない。
なーんてね。10年ほど前、「新事業を立ち上げる」みたいなことを書きました。動機は忘れたし、探すのが面倒なので読み返すつもりもありませんが、(オンライン)学習塾だったことは覚えています。それを、内容を変更しつつ、実行に移そうというわけです。
なぜ今??翻訳業が、いよいよ厳しくなってきたから。という理由を、皆さんは期待していることでしょう。シャーデンフロイデ的に。ごめんなさい。正直なところ絶好調です。通訳ガイドの仕事をなかなか受けられないほどに。
ずばり言いましょう。出版翻訳に軸足を移したいから、です。どうつながるのか、説明しますね。
実務・映像・出版翻訳を股にかけてきましたが、安定的かつ十分な収入源になり得るのは実務翻訳だけです。「安定」も「十分」も人それぞれ。その水準が低ければ、出版翻訳も要件を満たすでしょうけど、いかんせん、私の場合はこれが高い。
ほぼ片働きで4人+1匹家族を支え、住宅ローンにリゾートマンション管理費...そして、増えるばかりの学費。国立とはいえ大学の授業料、留学費用、専門学校にも行きたいそうで...次男も来年度に大学受験。これらを出版翻訳だけで賄えるでしょうか?賄える?そんな人がいたとしても、作品に恵まれて「結果的に」賄える、ってだけでしょ。私のような状況から、そんな博打をうてるわけがありません。2冊を翻訳しましたが、話をいただいても泣く泣く辞退しているというのが現状です。
はっきり言って、書籍翻訳は実力以前に「暇人」にしかできません。1年間で物理的に翻訳可能な冊数、印税率などから計算してみれば自明です。
いえ、ディスってるわけではありません。暇こそ理想の状態ではありませんか。ここで「暇人」とは、ただ単に暇な人ということではなく、そこそこ稼げばいい人、先ほどの「安定」と「十分」の水準が低い人をいいます。
私も7年後には晴れて暇人になれるはずなんです。それは、子育てが終了するとき(1年間の浪人を見込んでいます)。学費負担がなくなれば、実務翻訳と出版翻訳の掛け持ちでやっていく自信はあります。住宅ローンを完済して、年金受給も始まって「超暇人」になれば、出版翻訳だけでもやっていけるかも。
でも、7年も待ってはいられない。それに、ものすごく嫌なんです。「子育て早く終わらないかな~」なんて考えることが。子供と一緒に暮らせる残り少ない歳月を、そんなふうにネガティブに考えるなんて最悪です。仕事一辺倒にならないように、たまに旅行にも出かけながら、二度と戻らない日々の思い出をつくっていくつもりです。
だから私は、生活その他もろもろの水準を落とさずに、今すぐ暇人になりたい。そのための手段が、「学習塾のオーナーになること」というわけです。
翻訳業に求められる「安定的かつ十分な収入」を下げて暇人になるには、不労あるいは不労に近い所得を確保するしかありません。それを翻訳業から(つまり翻訳会社の社長として)得ようとした時期もありましたが、全然「不労」にはならず、うまくいきませんでした。通訳ガイド業を始めましたが、そのぶん翻訳できなくなるので、リスクヘッジにはなるものの、トータルの収入は減ります。そうすると、やはりモノを売るしかない。
ただし、事業をするなら経営力が必要。直接的には営業力。残念ながら私は優秀なセールスではありません。それは会社員時代に証明済みです。となると、自信をもって売れるモノを売るしかない。翻訳ではそれができた。次は教育サービスだ、というわけです。
2つ考えています。ひとつは、「今までなかったオンライン塾」。どんな塾かはまだヒ・ミ・ツ♡ですが、極めてローリスクではあります。あっ、翻訳関係ではありませんからね。翻訳学校の講師も続けていますので、競合するようなことはやりません。
もうひとつは、フランチャイズ加盟。こちらは正直ハイリスクで、銀行からの融資も必要になると思います。すでにフランチャイザーと接触していますが、ワーストシナリオでも我が子のやりたいことや夢を断念させないこと、家族に苦労させないことを絶対条件に、上に加えてこちらもやるかどうか検討中です。
どうでしょうか?もちろん塾経営が甘くないことは百も承知です。うまくいかないかもしれないし、うまくいったとしても「不労」からはほど遠く、「こんなことやってる時間があるならあの書籍翻訳引き受ければよかった」ってことになるかもね。
でもいいんです、そうなったらそうなったで!これまで翻訳者としてたびたび逆境にさらされ、荒波をかぶりながらも、高いハードルを越え続けてきましたが、ここ数年は順調すぎて、ちょっと眠たくなってきたところ。スリルを求めて自らトラブルに巻き込まれに行く、という面もなくはありません。そのほうがみんなも楽しめるでしょ?
深夜の物件探しへ