ハイコンテクスト文化 | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

ハイコンテクスト文化

外国人社員に関西弁で「アホか!」 相手がショックを受けたら「パワハラ」になる?

こんな記事が目に付きました。

私は関西のことは詳しくないのですが、
「関西ではアホというのは日常茶飯事だけど、
バカというと、本気で
きつく聞こえるのでは
やめたほうがいい」
ときいたことがあります。

まさに「ハイコンテクスト文化」の典型でしょう。
同じ日本国内でも通じないのですから、
外国人には当然でしょう。

ハイコンテクスト文化とは、生活習慣や文化的背景、経験に共通部分が多い文化のこと。この文化では、明確な表現主張を避け、状況から「察する」ことを好む傾向があるとされる。

と説明されています(exBuzzwordsより)。

これに対する言葉が
ローコンテクスト文化。


ローコンテクスト文化とは、宗教や神話の歴史的背景、教育環境が多様な文化のこと。

この文化では、個々人が独自性を尊重し、それを主張する傾向がある。また個人の意見や意思を相手に「明確に伝える」能力を示すことが、コミュニケーション上で重視する。

exBuzzwordsより)。

アメリカやヨーロッパといった多民族国家など。
すなわち世界標準ということですね。
ほとんどの国が多民族国家ですから。

でもよく考えれば
日本ももともと多民族。
日本民族、なんていう同じ文化を持つ
単一の民族ではないのですよ。

この記事では
「親愛のこもったアホもある」
とあります。

確かにそうだと思います。

でも、それを理解できない人に対しては、
信頼もヘチマもありません。

相手や部下のことが理解できないような上司は
その時点でアウトですね。

いずれにしても
職場環境や公共の場で
人に理解を求めるような行為は
単なる自分の「押し付け」です。

これからもっと国際化しなければならない
と言っている日本なのであれば、
このような「押し付ける」ハイコンテキスト文化から
早く脱却しなければならないのでしょうね。

ハイコンテキスト文化では
「お・も・て・な・し」も
「お・せ・っ・か・い」
になりかねないので、
注意が必要です。

自分の立場ではなく
相手の立場になって考えることが
ポイントです。

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