節分
せつ・ぶん【節分】
(セチブンとも)
①季節の移り変わる時、すなわち立春・立夏・立秋・立冬の前日の称、
②特に立春の前日の称、この日の夕暮、柊(ひいらぎ)の枝に鰯(いわし)の頭を刺したものを戸口に立て、鬼打豆と称して炒(い)った大豆をまく習慣がある。[季]冬。→追儺(ついな)
広辞苑 第6版 より
節分(せつぶん、または、せちぶん)は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことをも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。以下、立春の前日の節分、およびその日に行われる各種行事について述べる。
Wikipedia より
節分
the day before the beginning of spring
プログレッシブ和英中辞典 より (小学館 )
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「思ったとおり」と思ったのですが、節分は別に2月3日だけのことではないんですね。
Wikipedia の節分 によると、江戸時代以降に特に立春の前日のことを指すようになったとか。
小学館の和英辞典の英訳は正しくない、ということになりますね。
立春の前日の節分という意味では正しいですが、この辺の背景をきちんと把握していないと、文脈によっては間違った訳語になってしまうということです。
翻訳では、単に辞書の意味を調べるだけでなく、こういう背景をきちんと知っていないと仕事はできない、ということになるわけです。
ちなみに、2025年以降は節分が2月3日でなくなるんだそうです。
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