たまには色々観察してみる・・・津山檜、石化檜、蝦夷松☆ | ほのぼのと盆栽しましョ

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ほのぼのゆっくり盆栽を愛でています(^0^)

所謂ミニ盆栽サイズです
(個人的には『ミニ盆栽』という言葉は
あまり解せず(^^;;
『豆盆栽』の方が可愛いと
思っちょりますが(笑))☆

不定期更新ですが、お付き合い頂ければ嬉しいデス(*^^*)/

このところ風の強い日が続きましたが、慣れというのは恐ろしいもので・・・ヽ(;´ω`)ノ
小さい樹はすでに発泡スチロールの中。強風で葉がやられる恐れのない今の時期は、
予報風速10m位までは、何も対処しなくなりました(笑)( ̄ー ̄;


そんな風の強い日が続く中、十月桜がまた咲いてくれていました(///∇//) 
本来は10月と4月が開花時期。
10月の後に一時期寒くなったせいでしょうか。止まっていた蕾がやっと咲きました。
この時期に咲く花も良いですね(≧▽≦)

一重の冬桜、花が垂れ下がる姿が愛らしい緋寒桜も可愛いですが、小品にするのは
難しいのでしょうか?あまりお見かけしない気が(;^_^A 
 
 
唐突ですが、公私共に、非常にせっかちな私です(笑)( ̄ー ̄;
今まで作業の時も、時間ばかり気にしてゆっくり樹と戯れることが少なかったと
近頃反省しております(いつまで続くか分かりませんが(笑))(ノ´▽`)ノ

今までは枯れないようにということに眼が行って、大凡元気であれば良しとしていましたが・・・
 最近、つとに、頻繁に細かに見ていなかった故の反省点が気になるようになり・・・( ̄_ ̄ i)
(真柏の葉の徒長、雑木類の枝等)

そんな事から、最近は作業の時は「努めて(笑)」一鉢一鉢ゆっくり見るようにしていますが
ふと気になったことが・・・
 


こちら、津山ヒノキです。
以前(http://ameblo.jp/honobonobon/entry-11626091802.html)も記載しましたが
ヒノキの葉は2年で茶色くなり落葉するそうで。
その図が上の図。(一部はきっと自然落葉以外の不調落葉ですが(;´▽`A`` (笑))
都会育ちの私。ヒノキ林など見たことがないので、1年目の時には、これを見て「常緑樹も
紅葉するのか」と思ってしまいました(笑)

幼い頃、「葉脈標本」を作る実験に心をときめかせ、自宅でしこたま造った私(笑)
←こういうのに赤とか黄色とか色を付けたもの。
実験とか観察とかいう言葉にときめきます(笑)


よく見ると、落葉葉と対に、同じ個所から分かれて、生きている葉(葉から枝になった個所)が見えます。
1年目でどこまで成長して、2年目にこうなって、だからこっちが落葉して・・・
という感じで鱗模様を追うことが出来て、何とも面白い。

 
落葉葉を落しましたが、この樹種、結構樹勢をつけて葉を茂らせておかないと
坊主という大変なことになるのを改めて実感致しました(^^;;
ちなみに写真は撮り忘れましたが、勢いをつけると、枝元から新葉を吹いてくれる事も
ありましたので、そんなハッピーサプライズなこともあるようですが・・・(笑)(  ゚ ▽ ゚ ;)


落葉しすぎて坊主危険(;´▽`A`` の例と言ってはなんですが、こちらの津山檜。
右は昨年の写真です。
根をやってしまい、その結果枝をかなり枯らし、そして今という過酷な状況を過ごしてきて
頂いております(我が家に来たばかりに・・・)



春に駄鉢に移すべきでしたね、きっと・・・
来年からは本格的に養生します


そして幹肌。
杜松・真柏もそうですが皮を剥く派と剥かない派の方がいらっしゃるようですね。

津山檜も剥くと上右の写真のようになります。ちなみに下が剥かない場合の図。
写真では分かり難いですが、剥くとつやつやで幹の美しい隆起が。
樹のイメージもかなり変わりますよね。
下のような古い皮肌もとても好きなので、こんな小さい違いですが、樹形によって、
双方変えて楽しむのも面白いです≧(´▽`)≦ ♪♪

 
 
こちらは石化檜。
こちらも基本的には同じなのですね。茶色くなった枯葉をカリカリ。


石化檜は肥料が好きで結構伸びるのですが、伸び方が昆布風(笑)
上の写真のように、こんもり団子になって伸びて欲しいのですが、水遣りの加減やら、
優しい環境にすると、我が家ではなかなかうまく団子になってくれません
 

右は5月の写真です。一旦伸びたのち、もう少し切り戻して置くべきでしたね、きっと。
しかも、幹、太り過ぎちゃいました(笑)

今回、どうしても気になったので、かなり元まで戻って剪定。
来年は延びて&元気で喜んでいるだけではなく、気にかけたいと痛感しましたです(><;)


こちらは豆な石化檜。右は5月の写真です。
豆な方が、厳しい環境だったのか、詰まっているという現状(笑)

こちらなど、素敵な渋めの鉢に変えたら(///∇//) ♪
空想の世界は、いと愉しゅうございます(笑)


変わってこちらは蝦夷松。マツ科トウヒ属の蝦夷松。(普通の松は松属)
トウヒ属の樹はクリスマスツリーなどに使われる樹が多いようですが、確かに
似合いそうです。モミ属とは似ていますが、葉の伸び方などが違います。


古葉を落し、不要な部分の葉もちくちく抜いたり、切ったりで落しました。

北海道のとある試験機関の報告によれば
『エゾマツは、開葉が早いため、春に遅霜の害を受けやすい樹種です。
冷気の停滞する凹地、平坦地、斜面下部の植栽は避ける必要があります。
また、常緑針葉樹は一般に寒風害や寒乾害を受けやすいため、尾根筋、風衝地、
土壌凍結地域の日当たりの良い場所(南~南西斜面、平坦地)は植栽不適地です。』と。

平坦地もだめで、尾根もだめで、遅霜に弱く、風に弱く、乾燥にも弱い。
と、やはり色々難しい樹のようです(笑)が、この姿と葉、愛らしいですよねо(ж>▽<)y ☆
石付の姿も良く拝見します☆

来年には針金をかけて、男らしくなって頂きたいのですが(笑)
とりあえず、風の強い我が家では、冬は保護要の樹種になります(^_^;)



11月終わりの頃の写真ですが、 大文字草『萌』が咲きました(まだ咲き続けていますが)
この花が咲くと、冬の保護の時期が来たな~と毎年思います。
鉢が小さくて、本来の花の形で咲くのが難しかったよう。
 
ちなみに少し大き目の鉢はこちら。
本来の花の形で咲いています。小さい方はやはり上手く咲かせるのは難しいのかな 
( ̄_ ̄ i)