亜鉛がポイント | あなたの身体の「いいなり」になろう!

亜鉛がポイント

最近、味覚障害という言葉を

耳にします。


味覚障害とは、


味がついている食物を食べても

味が薄いと感じたり、全く味を感じなかったり、


また、


甘い物を苦いと感じたりするなどの症状が

現れることです。



この様な症状の原因としては、


薬の副作用や身体の病気、

そして血液中の亜鉛不足や食品添加物の過剰摂取など

が挙げられています。


一部の薬や添加物が消化管内で

亜鉛と結合することにより、


体内に取り込める亜鉛の量の低下や

体外へ亜鉛を排泄する作用の促進を引き起こします。


また身体の病気に関しては、


糖尿病や肝臓、腎臓障害により、

体内での亜鉛の利用が妨げられたり、


消化器障害は体内への亜鉛の

取り込みを低下させてしまうのです。


そこで、


亜鉛と味覚の関係は

どのようなものなのでしょうか?


私たちの舌に存在する、いつも新鮮な

味覚を保つために味を感じ取る器官の味蕾(みらい)

を構成する味細胞(みさいぼう)は、

常に新しく生まれ変わっています。


私たちの体内では必要な量の亜鉛が不足してしまうと、

味細胞の生まれ変わりが遅くなり、

味細胞の構造や機能に影響を与えるとされています。


その新陳代謝には色々な酵素が必要なのですが、

この酵素を作り出すのに必要不可欠なのが、

亜鉛という物質なのです。


充分な亜鉛の量が無いと、酵素が働くことができないため

細胞を作りだすことができなくなってしまうのです。


従って、亜鉛が体内から不足してしまうと、


私たちの味覚に影響が出てくるのです。


では、


亜鉛はどのような食物に含まれているのでしょうか?


牡蠣や牛肉など動物性食品にも含まれているのですが、


オススメは、


干しシイタケ、切干大根、松の実、ゴマ、アマランサス(雑穀)、

カシューナッツ、きな粉、大豆、焼きのりなどです。


また亜鉛は、


クエン酸やビタミンCを含む食物と一緒に摂取すると、

吸収され易くなります。


例えば、レモン汁や酢、緑黄色野菜、

果物、梅干などが挙げられます。


これらの食材を組み合わせると効果的です。


さらに、亜鉛不足は記憶力低下や老化促進にも繋がります。



「亜鉛」、


実は私たちの身体に大きな影響を与える大切なもの。


レシピの紹介もしていきたいと思います。