学習と部活動の両立について



あるチームを全国大会3位入賞に導いた監督が私にこんな話をしてくれました。「なあ本正、高校生が本来いちばんしなければならないことは勉強だよ。クラブの生徒をみているとどんなに疲れていても机に向かう根性のある選手が、大事な試合のここ一番の時に力を発揮し頼りになるんだよ。

よく考えたら勉強も練習も同じことかも知れないな、勉強は単調であまりおもしろくないものだし、練習も楽しいことよりも苦しく単調なことの繰り返しだ。だから、勉強(苦しくて嫌なもの)を一生懸命できない選手は、練習でも手をぬいている時間が多いように思うよ。何でも一生懸命にやろうという選手が、本当に不思議と大きく伸びるんだよ。」



私は、なるほどなと思いました。今日は、疲れているからとか眠いからとか、言い訳を考えて行動することが、勉強でも練習でも許されることでしょうか、 時間のないことを言い訳にしていませんか、人間には平等に24時間が与えられています。

やらなければならないことを後回しにしていませんか?

時間の使い方をもっと工夫することはできませんか?


女子選手は、心の切り替えが下手だと言われています。怒られればいつまでも根に持ったり、気にしたり。過去のことに非常にこだわりを持つことが悪い特徴だと言われています。

練習の時は練習、勉強の時は勉強と切り替えを瞬時にできる選手になって欲しいものです。だらだらと過ごさないこと。


学習成績を向上させようと思ったら、

1 今まで成績の悪い人ほど、時間をかけることです。

  成功の原則は、量→質→量→質

  量をこなせるようになれば、質を高めることも出来ます。

2 整理整頓をしっかりと

   プリントやワークが、どこにあるかわからない。それを探すだけに時間をとられてしまうとやる気も低下してしまうのです。自室の机の周りを整理して、スッキリした気持ちで学習に取り組みましょう。

3 言い訳をつくらない

   できない理由をつくらないことです。テスト期間に、いつも以上に学習に力を入れるのは、当たり前のことなのです。

4 学力は、自分の評価です。

   高校時代の活動を評価する時、学習成績も企業や大学・専門学校等から評価の対象となります。

   頭が、良い、悪いではなく。

  学習に前向きに取り組んできたか? 学習に対して、どれだけ努力をしてきたか? それが、評価されるのです。



何も努力しないで、結果を期待しても無駄です。学習も、スポーツも、仕事も

努力するから、向上する。努力するから結果が出ることを忘れないでください。