サーファーになるとはどういうことか。続き | ハワイの水着HONEY GIRL:サーフィンのための水着ブランド

サーファーになるとはどういうことか。続き

最近CDを買うたびにすぐ1万円とかなくなる現実に、ただでもらうものだと思っていたあの頃が懐かしくてしかたありません。でもやはり音楽は生きる喜びの一つ。そんなことにケチりたくない今日この頃。


で、続きです。

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The Mirror

Steve Pezman


長年の試行錯誤を通して、私たちと海の関係は荒々しい部分を削り落とされた。あるいは、極端な場合はその関係を終わらされてしまった。しかし、サーファーは海からとてもユニークな知恵を学んできた。それは漁師が海で骨折って働き、海からの収穫で生活するのに対し、サーファーは共に流れ、その懐で遊ぶということだ。言い換えれば、非生産的な哲学を学んだのである。


しかし、これは実は地球生命全体の壮大な目的を背負うものとして選ばれたと考える事ができ、人間社会におけるサーファーの役目はより高いランクをつけられるとも思えるのだ。


悪名高いLSD愛好者で、反キリスト教の哲学者であるティモシー・リアリー博士は、かつて、サーファーマガジンのインタビューで、サーファーとは人類全般の進む方向を探るため、皆よりも列の先頭へ出され、道なき道をあゆまされているのだと語ってくれたことがあった。彼に説明によると、「人間の最終目的は、純粋に美的存在に到達することである。すなわち、人類はこれまで主に自分を守って富を得るという、より低い次元で進歩してきたが、サーファーは本質的に一般社会が気づくよりもずっと早く高い次元に達した」というのである。


つまり、サーファーは「今、この時間」というサーフィンの奥義に向けて、純粋な目的のためだけに生きていることが高い次元にいることの証明だというのだ。サーファーは何も生産せず、空虚なダンスを踊っているだけかもしれないが、リアリーは、私たちサーファーは一般の人々に私たちが海でおそわった事を伝えなければいけないというのである。


親の世代からみれば、私たちサーファーは怠け者でドロップアウトした、「いまどきの若いモン」でしかないが、リアリーの見方は人間文明の救済者という可能性をサーファーに示してくれたわけで、実に皮肉なものだといえる。しかしこの説に出会ったことで、波に乗るという単純な行動が今までの人生経験の中でどうしてもベストワンになるのはなぜか、という密かな疑問が解明されたようなきがする。


だから54歳という歳になってもいまだサーフィンだけはやめられないのである。


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以上です。

奥が深すぎるので、感想なんか書くのは薮蛇かと。

ただ、これを読んで共感できるなら、上手い下手ではない、ほんとの意味でサーファーなんじゃないかと思う、ってことだけ述べるにとどめておきます。

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