【ライヴ】SEASONS CONCERT 秋 | 手上のコイン Blog

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しばらく風邪で頭がボーっとしていた為、レポが仕上がらなくて遅くなりました!すいません

10月7日(土)は、原宿まで。

音、香り、光・・・五感で楽しむSEASONS CONCERT に行って参りました。


普段、コンサートと名のつくものには行かない私。
決して嫌いではありませんが、機会がないのと、あとは演奏する方を全然知らないので。

会場に入ると、変わった香りがロビーに漂っていました。金澤明美さん(創香家)の作られた、秋をテーマにした香り。
あまり馴染みのない、でもどこか懐かしい気のする、和風とも洋風ともつかないオリエンタルなイメージが湧きました。
ほのかに香る程度の香りに少し安心。

入った瞬間は、予期していたものの‥一瞬ちょっとどうしようかと‥f^_^;思ったんですけど。
弱いんですよ、強い香り(特に人工のもの)は。
具合が悪くなる時もあるんです。体調によりますが。

コンサートは2部構成で、1部は
鈴木理恵子さんのヴァイオリンと
西村正秀さんのギター。
それに、VIE VIEさん(J-WAVE ナビゲーター)の朗読。

2部は
小宮瑞代さんの二十五絃箏と
藤原道山さんの尺八、
岡田達也さん(演劇集団キャラメルボックス)の朗読。

1部は洋風、2部は和風といった趣で、テーマはもちろん、秋。



さて。和楽器の演奏を生で聴くのは初めてだったので、実はとても楽しみでした。
実際、自分の好みとしては、尺八の音色が一番心に響いたかなぁ。


【第一部】

ヴァイオリン/鈴木理恵子
ギター/西村正秀
朗読:VIE VIE(J-WAVE ナビゲーター)

朗読:I'heure du berger/VERLAINE 夕暮れの時/ヴェルレーヌ

マドリガル シノネッティ作曲
シチリアーノ パラディス作曲
ヴィットリオ広場 セルソ・マシャド作曲
ぺ・デ・モレケ セルソ・マシャド作曲

朗読:Chanson d'outomne/VERLAINE ~秋の歌/ヴェルレーヌ

エオリアンハープ ジャック・ボディ作曲

朗読:On frappe/Prevent~ノックの音が/プレヴェール
Le lezard/Prevent~とかげ/プレヴェール
七つのバラがやぶにさく/ブレヒト

七つのばらがやぶにさく 高橋悠治作曲
アヴェ・マリア アストル・ピアソラ作曲
タンゴの歴史 アストル・ピアソラ作曲

【第二部】

二十五絃箏/小宮瑞代
尺八/藤原道山
朗読/岡田達也(演劇集団キャラメルボックス)

朗読:隅田川 永井荷風より

Beyond The Window 小宮瑞代作曲
竹田の子守唄 民謡 小宮瑞代編曲

朗読:秋の祈り 高村光太郎

道 藤原道山作曲
月の鏡 藤原道山作曲

朗読:額田女王 井上靖より

空 藤原道山作曲
Street 小宮瑞代作曲
ふるさと 岡野貞一作曲 小宮瑞代編曲

朗読:丘の白雲 国木多独歩

時ーときー 小宮瑞代作曲

以上、敬称略。

和楽器は期待していたようによかったです。

VIE VIEさんの朗読は、原文(恐らくフランス語)→訳文の流れで読んで下さるんですが、英語ですら怪しい私には、言葉の響きを愉しむ余裕すらなく‥。(汗)
全部同じにしか聞こえない!
というていたらく。

‥‥所詮、無学などっぷりズブズブな日本人ですので‥。(T-T)
と、一瞬いじけつつも。
演奏は非常に楽しみました。まさに音楽に国境なし。ギタリストの西村さんの演奏が特に‥ギター一本でこんなにも音が華やかになるものかと、私は感心しきりでした。

‥で、そもそもこのコンサートを見に行くきっかけである岡田達也さん。
客の心を掴むのが、上手い!
朗読もそうですが、MCを聞きながら本当にそう思いました。
客席‥というか会場全体が岡田さんの話に自然と笑いを誘われ、和んでいるのが空気でわかる。
気取りのない語り口。
的を外さない、客席にいる者の興味をきちんと汲んだ質問や、会話。
その上、朗読もね、さすが役者さんでしたよ。
特に額田女王などは、他と違って物語の朗読なので、特に面白かった。
月夜に、萩の花を愛でる為に散歩に出た額田女王が、そこで中大兄皇子と行き会うくだりだったんですが‥。
なんとも色っぽい話で。思わず、額田女王をちゃんと読みたくなりました。

とか書くと、提灯記事のようで嫌なんですが。
いやいや。

‥‥よかったです。
やっぱり日本人だね、私は(笑)

といった感じでした。

レポ、これくらいで大丈夫ですか?(笑)
風邪ひいて最近、頭が朦朧としていて、レポが遅くなってゴメンね!友人!