日本で最初の公園 深川公園
2013,4,9(火)
先日訪ねた飛鳥山公園について調べていて、この公園が上野公園などとともに明治6年に太政官布達で日本最初の公園に指定されたと知った。
同時に指定されたのはと言うと、上野公園、芝公園、浅草公園ともう一つ、深川公園!!
えーっ、ですね。門仲の裏通りにある深川公園は他に比べたら明らかに知名度、スケールともに大きく見劣る。
今の深川公園は、北側の三分の一ほどがネットで仕切られて、少年野球の練習場。
周りには桜など植えられているが、南側も愛想がない。時々お年寄りがゲートボールなんかをやる空間。
と言うか、50年前はもっと何もない平らな空間で、広い校庭を持たない我が明治小学校が運動会を催す場所であった。あ、その時代には所謂街頭テレビも設置されていたものだったな。
それがなんで日本最初の公園かと言うと、そのヒントがこれ、富岡八幡宮別当寺永代寺跡、とある。
ここにはかつて、富岡八幡宮の神宮寺、永代寺とその庭園があったんですな。
残念ながら、関東大地震、東京大空襲で二回も丸焼けになってその跡形もないのが現状。
現在、門前仲町と言えば、富岡八幡宮と深川不動尊、となっており、「門前」というからには神社ではなくお寺、深川不動尊の門前と思っている人が多いと思うがそれは大きな間違い。
深川不動尊というのは江戸時代に成田不動が永代寺で出開帳、出前サービスをやってたのが始まりであり、そこにひさしを貸した永代寺の門前なんです。
そんな立派な寺だったのが明治の神仏分離で廃寺となり、今はその塔頭の一つが深川不動尊の参道で、間借りするように細々と永代寺を名乗っている。
でもまあ深川公園には江東区も努力して(?)、種々の桜など植えて、彩りを添えている。
ソメイヨシノは終わっても、土曜にはまだマメザクラが満開だった。
ヤエザクラも見事。
シダレザクラもあるが、残念、どれもまだ若木、もう十年ほど待てばまあまあ見事になるんではないかな。