倫敦から地中海クルーズだ その17客船の生活 5番デッキ | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

倫敦から地中海クルーズだ その17客船の生活 5番デッキ

2007.9.12(水)

5番デッキはいわば歓楽街、大小のバーが多数、ダンスフロアもカジノも4番デッキにあるディスコへの入口もこちら。


こちらダンスホールでは夜ごとラテンダンス。

ダンスホール

この船の乗客はイタリーの各港で乗船して一周するイタリー人がざっと7割、バルセロナで乗り込むスペイン人が1-2割で、残りが英国やアメリカ、フランス、ドイツ、オーストラリアといった各国の混成軍。毎日出かけた遠足の参加者は船内の公用語、イタリー語、スペイン語、英語、フランス語、ドイツ語の別にいったん分けて、バスも別々または混成になるのだが、イタリー語、スペイン語以外は常に断然少数派だ。さらにアジア人となると極度に少ない。必ず英語組に入るからわかるのだが、我々以外の日本人ははローマで乗った一家族と日本から来たお金持ち向けの添乗員付きツァー(さぞ高いだろうな)の数名だけ、中国系、インド系、黒人も同様に滅多に見かけなかった。

倫敦で日本人のみのバス・ツァーなんてのはどこか気恥ずかしくて嫌なのだが、これだけ少数派だとちょっとうれしくて日本人家族とお友達になったりした。

その代わりと言っては何だが、レストランのウェイターやキャビンの掃除などの下働きがほとんどがフィリピン人、というのは複雑な心境。キャビンの担当の女の子なんかなかなか感じのいい美人で、日本に行ったらもっと稼げるだろうが、まあそんなことはしない方がいい。

と、話がそれたがその多数派のラテンの皆さんは、音楽が聞こえると体が動き出す感じ。踊る相手がいなかったおかーさんは抱いたベビーと一緒に踊ってたりした。

ここでダンスコンテストの審査員をやってくれと係の人に頼まれた時はびっくり仰天、毛色の違うのを混ぜたかったのかもしれないがこれは丁重に辞退した。とてもじゃないが審査できないし、何よりいつまで付き合わされるかが問題、もう眠かったのだ。


遠足で忙しく早寝早起き生活であったほんまはこの歓楽街にあまり行かなかったし、行っても早めに引き揚げたのだが、最後の晩は翌日のバルセロナ着が昼ごろだったので少しゆっくりした。


これは見ての通りカジノのスロットマシンだが、12時頃でもまだ子どもがうろうろしている。もちろんルーレットやバカラのテーブルもある。なお一日一回、船内のどこかで行われるビンゴゲームは賞金がなんと5000ユーロだった。参加費も20ユーロと高いが、5000ユーロと言えば80万円!

スロット

これはディスコフロア、まだ時間が早いから、といっても12時頃だが、ティーンを対象に何やらゲームをやっていた。ディスコタイムは12時半から(!)、いったい何時までやるんだろう?

ディスコ

そしてこの夜は12時から船尾のでかいバーでKARAOKE NIGHT

カラオケ

カラオケは斯様に国際化したのであるが、欧米の一般人は踊るのは得意でもたいてい歌は下手くそだ。チャレンジすればこれは勝てそうだったが、全体のノリにはちょっとなじみきれないのでこれも遠慮した。

しかしここでも子どもがまだうろうろしている、というか9時、10時よりも12時頃の方が一段と人出が多く、盛り上がっている。

夜も子どもが

ラテンでは子どもの時からこうやって夜遊びを鍛えて(?)いるらしい。一方、しつけがなってなくて、レストランであっちにうろうろ、椅子の下にもぐって悪さとひどいもんで、これは英国とはまた大きな違いでもあったが、文字通り人種が違うと痛感。