倫敦から地中海クルーズだ その16客船の生活 3番デッキ | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

倫敦から地中海クルーズだ その16客船の生活 3番デッキ

2007.9.11(火)

COSTA CONCORDIAは3番デッキがレセプションや遠足の相談窓口を備えたいわばグラウンドフロア、メインの乗船口から船内に乗り込むとまずラウンジバーがあり、その上は9番デッキまで吹き抜けになっている。ホテルと同じイメージですね。

吹き抜け

お値段控えめのほんまのキャビンは1番デッキ、いわば地下室、というのはさておき、3番デッキの船首部分には、これは5番デッキまで吹き抜けの大劇場、ここでは夜ごと変化に富んだ出し物が演じられる。

シアター

と言っても、歌と踊り系はちょっとのぞいた限り通り一遍の印象、もちろん出演者は全部プロで欧米のこういったショービジネスにおける底辺の広さを感じさせるが、インパクトには欠ける。まあだからこんな観光客相手のステージに出ている訳だ。


むしろ意外性があって面白かったのは影絵ショー、まずは犬や鹿といった動物で始まり、ジョン・レノンとかエルトン・ジョンといった有名アーティスト、サッチャーやチャーチル他の有名政治家など、ちょっとした小道具を使ったり、洒落も交えて表現する。


これはサッチモ、手での影絵では十分表現しきれない分は音楽としゃべりで補ってショーアップされる。

サッチモ

残念ながら日本人は登場しなかった。まあ知名度が無いことには客に受けようがない。


もう一つそれなりに面白かったのはマジックショー、これは早くに行って客席の最前列、それも演者の横に近い席に陣取って、マジシャンが目を惹きつけようとしていないところに目を配ってからくりの分析に努めた。

その成果は、あの箱の隙間には人が隠れられるな、あのでかいパネルが一瞬舞台の袖に入りかかった際に誰かが裏に隠れたな、という程度で、何度かあっとびっくりさせられた。


これは開演前の席からの写真なのでその位置がわかるでしょう。

もっとも横から見られないように、微妙な技はステージの奥まったところで演じられていた。

子どもたち

開演前の空きステージに子どもが勝手に上がってしまったりするのは日本でも似たようなもんだが、ラテンの子どもが日本と違うのは、ここでステップを踏んで踊ったりすること。明日、ダンスフロアもご紹介するけれど、子どもの時から生活パターン、文化が違うんだな、と痛感した次第。