倫敦のインド その2 | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

倫敦のインド その2

2007.9.9(日)

商店街にはもちろん飯屋もつき物。こぎれいなレストランもちょっとあやしいケバブ屋もあったが、ここは市内ではあまり見かけないタイプのインド風ファーストフードの店としてみた。8月14日掲載の世界の昼飯その13インドではこじゃれた系の店を紹介したが、まあその対極にありそう。

Gifto's

ここではハンバーガー、ポテト、コーラのセットが£2で、市内のざっと半額だったが、頼んだのはまず、KARAHI MEAL(「辛い」の洒落ではなさそう)、ラムのナンカレーにコーラがついて£5.5。

Karahi Meal

そしてCHICKEN TIIKA ROLL、これは£3.5。

Chiken Tiika Roll

チキンティカはチキンに香辛料をまぶして焼いたものだが、これにカレーソースをからめたチキンティカマサラが英国で発明されたと言われる定番チキンカレー。この上に乗っていた二本の緑の唐辛子が見た目アブナイが、案外普通だった。

あまりファーストじゃなかったがインドだから仕方が無い、二品とも安くてうまかった。ビールを置いてないのが残念、か。


街を歩いていてレストランにも肉屋にもハラル・フードと書いてあるのには面食らった。獣脂を使わないとかお祈りを唱えて屠殺したとかアラーに許された食べ物というのはムスリムのためのもの、ここはインド、ヒンズーの町では? なんとマック(マクド?)さえもうちはハラルです、と表示している。

マック

この疑問はジャーニーがクリアしてくれた。この街ではインド系と言ってもパキスタンのムスリムが多数派、次いでターバンのシーク教徒で、ヒンズーはむしろ少数派なんだそうだ。そう言えばサリーを着た人は少なかった。

やっぱりビールも飲みたいので、一軒だけ見つかった英国パブで一杯。

フリーハウス

よく紹介する典型的パブとは造りが少し違うこれは、フリーハウスと言われる特定のビール会社とは提携していない店。カウンターの中にでかい黒い犬がいたのには驚いたが、予想通りここではこの街のマイノリティ、白人がひっそりとビターをすすっていた。こちらも一安心した気分になったりして。


ビールを飲んで満足、八百屋で見かけた小型デンスケ(?)スイカ£1.5を買って家路に着いたのでした。

シンガポールのリトル・インディアも変な街だったが、ここは規模から言っても変さ加減から言っても上を行く。またその内来てみるかもしれない。

デンスケスイカ


なおスイカは普通にうまかった。他にはオクラなどをここで調達、オクラは日本野菜のように錯覚しがちだが、アフリカ原産で世界中で食べられているらしい。日本に入ったのは明治以降だそうだ。