液晶ディスプレイ選び(余談 ~仕様の謎~) | 間違いだらけのパソコン作り

液晶ディスプレイ選び(余談 ~仕様の謎~)

少し余談です


 調べてみると、改めて「液晶って値段下がったな~」と実感します。まあ当初高かったものが数年で半値なんていうことは液晶に限らず全ての製品で結構あることなので、当たり前といえばそうなんですけど。
 

 それと、メーカーはぜんぜんパネルの駆動方式や採用メーカーを公表しないですね。パネルの供給が滞りがちになったらすぐにパネルを替えたりする気なのでしょうか。メーカーの都合もあるんでしょうが、液晶選びにとって結構重要なポイントなのですから、仕様に書いてわかるようにして欲しいと思ってるのは私だけでしょうか。

 また、海外メーカーのモニターは、パネルの駆動方式や採用メーカーだけでなく、その他のスペックに関する情報についても錯綜していて非常につかみづらいです。最近ではBENQもそういうことがありましたが、今回候補に挙げた中では、AcerのAL1923が特にひどかったですねぇ。


 まずパネルがPVAだかMVAだかはっきりしない。海外ではPVAで紹介されてるが、日本ではMVAと書かれていることが多い。それだけならまだ良いのですが、メーカーの日本サイトでは「疑似フルカラー」となっている。海外のネットショップは見た限り全てがcolor:16.7Mと紹介してるし、PVAもしくはMVAパネルを使っているとして、しかも新製品だからそれで疑似フルカラーというのは考えにくい。視野角は上下左右178°だけど、178というのはIPSパネルでよく見かける数字だし・・。(最新のP-MVAではそういう仕様がありますが)

 

 仕方がないからACERアメリカのホームページで正確なAL1923のスペックを確認しようと思い行ってみると、コントラストは1300:1で輝度は300cd/m2、表示色数は表記なし。なにそれ??ぜんぜん合わないし。国によって仕様が異なるということですかね。
 しかもアメリカのWEBサイトの液晶ディスプレイ製品ページでは、製品を「高級品」「オフィス用」「ゲーム用」「性能重視」「価格重視」の5カテゴリに分けていて、AL1923を見つけにくいし。(AL1923はオフィス用に入っていた)


 本当に仕方がないので、まさかカタログは間違ってないだろうと思いカタログをダウンロードしました。とりあえず先の候補一覧表にはそのカタログに書いてあった数字を入れてあります。
 

 こんな感じだったので、最終的な評価ではACERは落としました。素性がよくわからない製品というのはくら安くても買えなですね。さすがに。