がん患者さんの心のケア | noburinのブログ

がん患者さんの心のケア

今日、ある人からボクのブログについてコメントをいただきました。

医師としてのブログが書き込まれていないという旨のコメントでした。

ズバリ! 厳しいご指摘。

人の言動は、無意識的に表現されてしまうものです。


その指摘の言葉から気づかされたことがあります。

ボクが医療においてやりたかったこと・・。

それは、自己啓発的な医療だったのだということです。


病気になるまで、医者も患者も健康について放置しておいて

病気になったら手当てしましょうというやり方に対して

抵抗していたのだと思う。


40年前まで、年間1兆円だった医療費が

現在では36兆円を超えていて、

年間7000から8000億円くらいずつ医療費が膨らんでいる。

これほど安定していて高度に成長をし続けている「産業」が他にあるか!?

放置しておけば、日本国家が破綻するのです。

でも、医者の殆んどが誰も、おかしいとは言わない。


患者や病気が増えないとメシを食っていけない医療に

誰がした??

そう、皆でやったことだし、今でもやってんの。


ボクは、そのような医療に嫌気がさして、医者を辞めたくなったり

もしてきたのだろうと思う。

だから無意識的に、いや富士山登っただの、皇居を2周走っただの、

感動した映画を観てきただのを書いてきたのだと思う。


多くの人々がより健康な人生を送ることに価値を見出すなら、

困ったことに医者がメシを食えなくなる社会が出来る。


多くの人々が運動する習慣を持てば、

がん患者が少なくとも半分には減るだろうし、

変な成人病で苦しむ人も激減するだろう。


やっぱり、沢山の医者がブログで、大いに運動すること、

人生を楽しむこと、感動すること、感謝することを

書きまくれば、医療も少しは変わってくるのではないかと

思うのだけれど・・。