夏のしるし | Melody & Harmony

夏のしるし

夏休み中にライジングに行った同僚が、休み明けから虫に刺されてカユカユを訴えていたので、持ち歩いているムヒを進呈してあげた。
「ライジングで刺されたの?」と訊くと「家で刺された」と言う、蒸し暑くて風の無い日は蚊の活動も活発、しかもアチコチ刺されたようで気の毒だ。
私も休み中に実家の庭で兄と二人で大々的な草刈りに勤しみ、二の腕を刺されたのでカユカユの情けなさは痛いほど、否、痒いほどわかる。
しかし、私の虫刺されは終盤を迎えており、もう小さな赤い点になって、さほど痒くもない。
昨夜はお風呂につかりながら、
今年の夏は忙しくて大通公園のビアガーデンにもいけず、6日間の夏休みも2日は休日出勤、短い夏休みになって、
毎年恒例の海で焼き肉も台風のせいで断念、
夏らしいことと言えば汗だくでクタクタになった「草刈り」くらいだったなぁと考えていた。
ふと二の腕の虫刺されの赤い点を見て「夏のしるし」のようだと思った。
「私も夏を過ごしたのだ」という認め印 を貰ってたわ(笑)
今年はこれで良しとするか。

今日は夜になってもとても蒸し暑く、帰り道でじっとりと汗。
帰るやいなや綿のワンピにストンと着替えベランダへ出る、
建て込んだマンションの間をそこそこ涼しい風が吹く一番涼しい場所でタバコを一本ふかしながら、
厚い雲の切れ間に見え隠れする真ん丸の月を見る。
最近の会社でのゴタゴタを思い、
真ん丸とはなんと穏やかなカタチだろうかと心底納得する一日の終わりである。

おやすみなさい。