こんにちは、林です。
講師になったばかりの頃、
僕は出来るだけ多くの情報を受講生さんに
伝えるべきだと思っていました。
同じお金を払うなら、受講生さんは、
少しでも多くの有益な情報を欲しているはずだ。
そう思い込んでいました。
というか、
実は今でも本当は、そう思っています。
自分が講義を受ける立場なら、
そう思うからです。
しかし10年近く講師業をやってきて、
「そうとばかりは言い切れない」
ということも分かってきました。
講師になって3年目だったと思いますが、
ある受講生さんのアンケートを見て、
考えが変わってきました。
そのアンケートには、
「確かに真剣な人にとっては良い講義だと思うが・・・」
と、一言だけ書いてありました。
行間を読む必要がありますが、
僕には思い当たることがありました。
僕の講義はかなりテンポが速く、
ボーっとしていると、
「いまどこの話をしているのか」が、
分からなくなります。
ていうか、そうなるように、わざとしていました。
だから、相当真剣に集中して講義を聞いていないと、
ついて来られなくなります。
その受講生さんは、そこを言いたかったのだと思います。
「真剣な受講生さんだけ、ついてくれば良い」
とまでは思っていませんでしたが、
それに近い感覚でした。
基本的に、僕は厳しいので(笑)、
今でもかなりテンポは速いですし、情報量は多い方です。
でも、最近は以前ほどではなくなってきたと思います。
情報量を絞り込んで、
以前よりはゆっくりと説明するようになってます。
これを講義スキルの「進歩」と言うのか?
若干、疑問がありますが、やはりこの方がイイのだろうと思います。
なかなか難しいです
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