白身抜きの黄身だけではない。
「君だけ」である。
「君だけ」という言葉で思い浮かぶ曲で、親父度をチェックしてしまおうではないか、
という、いささか、乱暴な企画である。
まず、思い浮かべてください。
(シンキング・タイム!!)
「君だけに 」 少年隊 親父度 ☆☆☆
昭和62年(1987年) 昭和の歌だったのか・・・
なので、親父度は☆3つですね。
♪君だけに 君だけに・・・
「指ぱっちん」しながら歌うのだが、さすがに本家、ポール牧師匠 には、負けている。
先ほど、TVを眺めてたら、往年の映像が流れておった。
やはり、彼らは、シブガキ隊、白虎隊、科特隊、ウルトラ警備隊に比肩しうる「隊」であるが、
アイドルに「隊」をつけるとは、なかなかのセンスだ。
石原軍団、たけし軍団、猿の軍団の「軍団」は、さすがにアイドル向けではないようだ。
「君だけに」の「に」が「を」に変わるだけで、一世代戻ってしまう。
「君だけを 」 西郷輝彦 親父度 ☆☆☆☆☆
昭和39年(1964年) 東海道新幹線・東京オリンピックまで遡ってしまう。
畏れ多くも、御三家である。
ちなみに、あとの二人は、舟木、橋。三田明は違うんですねえ。
新御三家といっても、すでに50台の西城、郷、野口なので、
御三家は本当に畏れ多い方々だ。
しかし、この「君だけを」は、残念ながら、リアルタイムで知ってます。
おそらく、テレビの影響でしょう。
昭和40年代には、「テレビッ子」という言葉がありましたから・・・
これは、高度経済成長のまっただ中なので、親父度は五つ星。
親父の完成形です。 親父偏差値70というところですね。
「君だけに愛を 」 タイガース 親父度☆☆☆☆
昭和43年。
イントロのベースの入り方がキャッチーである。
というよりも、この曲のベース・ランは、結構、格好よい。
心の師匠Beatlesの「I saw her standing there 」、ポールのベースを彷彿させるベースラインである。
タイガースのベースが聞き取りやすいように、レコード音源で・ ・・・
♪ 君の 君の 暖かいハートに タッチしたい
ここの「君の」で、ジュリーは客席を指さすのがお約束の、ハンドアクション。
ファンは自分を指さしたものと、勝手に勘違いして、歓声を上げるのだ。
というところまで、覚えている人は、親父度のステージが、一段あがるのだ。
まあ、GSを思い出したところで、完全な「おやじ」ですね。
「君がいるだけで 」 米米クラブ 親父度☆☆
平成4年(1992年)
「君」と「だけ」の間に、「がいる」が入ってるが、まあ、思い浮かべるかもしれない曲でしょう。
この辺の頃の曲を知っていると、少し、若く思われそうなのだが、17年も前なので、星2つ。
レコード大賞受賞曲
ということまで覚えていると、星一つ追加で、世間では、中堅のおやじである。
さらに、中森明菜が主演したトレンディードラマ「素顔のままで」の主題歌だったことまで覚えていると、
これは、さらに、好感度・親父度UP間違いなし。
親父偏差値で、60は堅い。
が、頭さびは、歌いやすいものの、
親父にとって、Bメロ(?)は、結構リズムも音程も取りにくい。
なので、この曲をさらりと歌いのけてしまう親父は、格好いいかもしれない。
しかし、今や、
「コメコメ」を知っていても、
「アルフィー」を知っていても、
親父なのだ。
いわんや、
今回、紅白に出場する「アリス」をカラオケの持ち歌にしていると、
中堅のもう一つ上の、アッパーミドルのおやじ間違いなし。
車で言えば、マークXか、クラウンかというくらい親父である。
「このまま君だけを奪い去りたい 」 DEEN 親父度☆
平成5年(1993年)。
題名が長いが、デビュー曲でしょうか?
ジェームス・ディーンから採ったのか、
ディーン・マーティンから採ったのか、
ジョージ・マーティンからなのか、
矢沢・マーティン・井上 これは、中日ドラゴンズであった・・・
DEENである。
J-POP系だと思うので、「君がいるだけで」よりも、かなり親父度は低めではないかと・・・
したがって、☆ひとつ。
どうでもいいんですが、この映像の
・20秒あたりで後ろに写っている新幹線は、窓の形と屋根のフラットさから、
この曲の前年に颯爽とデビューした元祖のぞみの「300系」、いまや「こだま」・・・・
・25秒あたりで、画面右奥に写っている新幹線は、屋根回りから考えて、
あの2階建て新幹線・・・100系だと思うのですが・・・
こちらの映像のほうが、ちと気になるのは、「鉄」親父のせいだろうなあ。
同じく1993年。
「TRUE LOVE 」藤井フミヤ 親父度☆☆
ちょいと苦しいのだが、歌詞に「君だけ」が登場。
♪ 君だけを信じてる・・・
チェッカーズのデビューから知っている人も多いだろうということで、☆2つ。
本日は、柄にもなく、平成の曲が多くなってしまったが、ご紹介の曲で、落ち着きのいいのは、
「君だけに愛を」と、「君がいるだけで」でしょうか。
やはり、我が輩は「親父」である。
名前は、まだないはずがない。
さて、「君だけ」の締めは、洋楽で。
「ONLY YOU 」 プラターズ
昭和30年(1955年)
当然、リアルタイムで知る由もないが、今や、スタンダードであります。
このロッカ・バラードというのか、三連符ののりがよいです。
それと、きちんと韻を踏むところが、英語曲の気持ちいいところ。
[P.S]
ONLY YOU
そういえば、
という曲もあったですね。
当時は、しゃれた曲でしたが、
今頃、カーステレオで、「オメガ・トライブ」を流すのは、やはり「親父」だろうか・・・
親父度☆☆☆くらいでしょうか?
では。