DF 第18話 「ただいま」





森の中でたくさんの出会いをしたキズキ達。
ハーメルン事件の真相には
なかなかたどりつくことができない。
 
王女から許された旅の日にちも残り少なくなり。。。
 旅立ちの日が来た。





 前回までのお話はココから→
★「一番大事な人の話 そして決意」





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「じゃあ、オレ達行くよ。
マドカ。。。」


「いいのか、ここに1人で。。」








ヒナ
「マドカを置いていくなんて。。。
ねぇ、一緒に行こうよ。
私達と一緒にいたら大丈夫でしょう?

キズキさん達が守ってくれるわ。」





マドカ

「ヒナ。。。

私もあなた達とずっといたいわ。
でも、
私、やっぱり行かない。


もう少し時間をちょうだい。

元に戻るには
気持ちの整理をしなくてはいけないみたい」









ミルメ

「わかった、マドカ。


また来るよ、ここに。
マドカを迎えに来る。

その時は一緒に帰ろう?」










マドカ
「ミルメ
私は大丈夫。

森の暮らしは楽しいわ。
あなた達もまた遊びに来てくれたら嬉しい。

ご馳走作って待ってるわ。
またね。。。」







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ソラ
「あんなにヒナが言っても帰らないんだ。
理由も話さない。
どうして何だろう。。。

やっぱり、何かある。。」





ナツ
「またここには来るとしよう。
オレ達はもうすぐ来る馬車に乗って帰らなきゃいけない」




















キズキ
「そうだな。
今回の調査で分かったことを、王女に
報告しなければいけない。

ソラもこの土地の植物や鉱物のサンプルを取っただろ?
すぐに検査に回してくれ」







ソラ
「了解!
早速取り掛かるさ。

ミルメはオレらより先に戻れるだろう。
あいつも飛行機の調整をしなくてはいけない。

戻ったら、忙しくなるな」




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「マドカ
 なんで一緒に行かないんだろう。」




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「調査だったけど、なんか楽しい一週間だったな。。。」

「マドカ。。。
 すぐに来るから。。。
 オレ1人でも。。。」




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「バイバイってみんなを見送ってたけど。。。
少し涙ぐんでたじゃねーーか。

マドカ、
無理してんじゃねぇよ。。。」







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城に戻ったキズキ達。













ニィナ
「ナツ、どうだったのですか?
その場所は。。」










ナツ
「キズキの報告済みの通りです、王女。

森の中には1人の女の子しか住んでいませんでした。
小さい。。。
ちょうど王女と同じ年齢だったかと思います。」

「彼女を保護しようと連れて帰ろうとしたのですが。。。
拒否してそのまま。。。」





ニィナ
「まぁ。。。」













ニィナ
「あるはずのない森、
そして、人が住んでいる。

やっぱり何かが起きているのかしら。。。

地学的なものも調査しているはず。
それを総合的に考察してちょうだい!」






ナツ
「承知しました、王女。
直ちに」











ニィナ
「今回の結果を統計的に見て。。。
キズキに
再調査してもらう必要があるわね。」

「あなた達も任務御苦労さまでした。
ゆっくり休むといいわ」






ナツ
「ありがとうございます、王女。」











ナツ
(いや。。。
オレはあなたに会えただけでいいんだ。

(城に戻った時、あなたを見て安心したよ。。。
会えない日が長く感じた)






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4人の隠れ家









ミルメ
「えっ??
また行くって?


キズキばっかり〜〜
ずるいじゃん!!



ナツ
「いや、遊びに行くわけじゃねぇだろ。」

「指揮官の仕事を置いても調べなくちゃいけねぇんだ。
キズキは適任だ」












キズキ
「軍の総指揮の任務もあるんだが。。。

ハーメルン事件も国の問題だから放ってはおけないし。
厄介な事件だな。

なかなか真相が見えてこない」












ソラ
「でも、ナツ。。。

お前。
自分が任命されなくて良かったなーーって思ってんじゃねーの?」

王女の近衛兵だもんな。
愛しい姫のそばにいたいだろ?」















ナツ
はっ?!
何言ってる?
んなわけねーーだろ!


(なんでわかるんだ?)








ソラ
「隠してるつもりかよ。
バレバレだよ。。。

あ、誰かさんと同じだなーw」





「まぁ
禁じられた恋ってとこか?

近衛兵と王女。
いつも一緒にいるからな。
好きになるのもわからなくもない」




ナツ
「。。。」










ナツ
うるせぇよ。。。
お前にわかんねぇよ。

辞書とノート片手にお勉強ばっかりしてるやつに
言われたくねぇよ。」






ソラ
「オレは恋とか愛とかはいらない。
数字で測れるものは素晴らしい。
恋なんてオレには考えられないね!
時間の無駄遣いさ。」





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「主さま、主さま。。。」



「なんだ、アレ、はどうなっている?」











「香りの元は集まったのか?」



「主さま。
それがもう少し、でございます。」



「香りの行方を捜しているのですが
最近途絶えていまして。。。」











「それがないと始まらない。
早く集めろ!」





「かしこまりました。
主さま。。。」









「早く集めるんだ。
そうすれば私の願いが近づいてくる。

もっと。。。」




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「みんな
今頃、何をしているのかしら。」














「みんなとお話しして、笑って。。。
とても楽しい時間だったわ。

今まで森の中にいた方がいいと思っていた。
だけど、あの人たちの優しさを知ってしまった後
とても寂しくなってしまった。。。」













「もしもし。。。?
私よ、マドカ」


「ううん
用事はないの。

ただあなたの声を聞きたかったの」







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ただいま
おかえり

心と心が行ったり来たり。

嬉しさと楽しさ
寂しさとやるせなさ


ただいま
おかえり


相手がいるから言える言葉
誰かと繋がりたい思い
架け橋になれ





To be continue!




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