生家の大黒柱と紅梅の鉢 | 土方歳三資料館日記 (Hijikata Toshizo Museum Blog)

土方歳三資料館日記 (Hijikata Toshizo Museum Blog)

土方歳三の生家跡に設けられた資料館にて運営に携わる子孫の綴る日記。

本日は、お天気の良い三連休の中日という事もあり、
ご家族やお友達同士での来館者も多く、賑やかな一日でした。

虹皆様、ご来館有り難うございました。
歳三さんのふるさと日野でよい時間を過ごして頂けましたでしょうか虹




以前の記事で、
「歳三さんが相撲の稽古をしていた生家の大黒柱を
資料館の軒先に梁として移築したけれど、
日に焼けてしまい、風合いが変わってきたので、残念に思っている」
旨を書きました。

そうしたら、この日記をご覧になった方から
「自然油を塗ると長持ちするようですよ。」
とメッセージをいただきました。

おすすめの油屋さんも教えて頂きました。

そこで早速教えて頂きました
山中油さんに電話をしてみました。

すると、さすが油屋を文政年間から営んでいる老舗だけあり、
我が家の大黒柱に良い処方を、
とっても丁寧&適格にアドバイスしてくださいました。


山中油さんによると、
長い間風雪に晒されて乾いた表面部分には、
まず良質の油である椿油を塗ります。

土方歳三資料館日記-つばきあぶら

椿油は内部にも浸透していくタイプの油で
それにより少し色が白っぽくなっている場所も、
つやと黒い色が戻って来るそうです。

その後何日か乾燥させたら、今度は荏油(えゆ=エゴマ油)を塗ります。
荏油は表面にとどまって防水処理を施したような状態になり、
木を保護してくれるそうです。

土方歳三資料館日記-えゆ


と、いうことで…


本日受付スタッフOさんと長男が手伝ってくれ、
取り寄せた椿油を塗布しました。

ぼろ布にしみ込ませて優しく塗り籠める様にこすります。
まずは長者柱からはじめたのですが、
塗る程に目を見張るような変化が…目!!

木につやが…キラキラキラキラキラキラ

土方歳三資料館日記-はしら1


上半分が塗布した部分。全然風合いが違うでしょう?

土方歳三資料館日記-はしら2


生家のお座敷にあった大黒柱のつやつやした感じが少し戻った様に思います。
懐かしい柱の記憶がよみがえり、本当にうれしくなりましたキラキラ





そして、そして、
梅の新芽の続報流れ星

最後の一葉だった葉は、あのあとすぐに落ちてしまい、
今はこんな寂しい姿になってしまいました…汗

土方歳三資料館日記-梅の鉢

しょぼ~ん。波平さんの頭の様になってしまっているんです…あせるあせる


「やっぱり鉢に植え替えなければ良かったかなあせる

と思って落ち込んでいましたが…。





今日よ~く眺めてみたら、





新しい芽のようなふくらみが…星星

土方歳三資料館日記-梅の新芽


このまま上手く冬を乗り切ってくれれば、来春芽吹いてくれそうです。

頑張って~ニコニコ


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歳三さんゆかりの大黒柱、永く良い状態で残される様に努めたいと思います。
アドバイスを下さった方、山中油店さん、スタッフOさん、ありがとうございますキラキラキラキラ