生家では悲しいことがありました。
皆さんにも折に触れ、その様子をお伝えしてきた
紅梅の木が折れてしまいました。



昨日は、何とかこの梅を遺せないかと
朝から植木職人さんや園芸屋さんに知恵を拝借しに奔走しました。
結論としては、
梅の木は挿し木も接ぎ木もこの時期難しく、
残った根と幹を養生して今後新芽が出てくる可能性を信じて待つしかない、
とのことでした。
何年かして新芽が出るかもしれないし、
もう老木だしこのまま朽ちてしまうかもしれません。
百年をゆうに超えて生家を見守り続けてきた古木。
私も小さいときからの思い出が沢山あります。
きっとご先祖様達も…。
ここで残念な気持ちを文字で表すのは難しい…
でもここに記していつでも思い出が残るようにと
この記事を書きました。
諸行無常。
沢山の楽しみ、喜び、癒しを与えてくれた
梅の木に感謝しつつ、
その生命力を信じたいと思います

これは昨年の様子。
毎年可憐で華やかな花が咲きました。


今年の蕾。
今年は寒かったので、蕾の時期が長くていつ咲くかなあと楽しみでした。

待ちに待った最初の一輪
「梅の花 壱輪咲いても 梅はうめ」

3月には満開に。

お花の時期には蜜に誘われて、
時々メジロが遊びにきてくれて、かわいかった。

これは5月の開館日に資料館の中から庭を撮影した写真。
上に見えている梁にあしらっている黒い木材が
歳三さんが相撲のぶつかり稽古をした大黒柱。
資料館の中からいつもこうやって庭先を眺めていました。
そこには四季折々に変化する梅の木の姿がありました。

いつも鈴なりの立派な実を付けて楽しませてくれた紅梅。
今年収穫した梅シロップは大切に頂くことにします。



