諸行無常 | 土方歳三資料館日記 (Hijikata Toshizo Museum Blog)

土方歳三資料館日記 (Hijikata Toshizo Museum Blog)

土方歳三の生家跡に設けられた資料館にて運営に携わる子孫の綴る日記。

6月上陸で猛威を振るった一昨日の台風4号。

生家では悲しいことがありました。

皆さんにも折に触れ、その様子をお伝えしてきた
紅梅の木が折れてしまいました。

土方歳三資料館日記-1うめ


土方歳三資料館日記-2うめ

土方歳三資料館日記-3うめ


昨日は、何とかこの梅を遺せないかと
朝から植木職人さんや園芸屋さんに知恵を拝借しに奔走しました。


結論としては、
梅の木は挿し木も接ぎ木もこの時期難しく、
残った根と幹を養生して今後新芽が出てくる可能性を信じて待つしかない、
とのことでした。


何年かして新芽が出るかもしれないし、
もう老木だしこのまま朽ちてしまうかもしれません。




百年をゆうに超えて生家を見守り続けてきた古木。
私も小さいときからの思い出が沢山あります。
きっとご先祖様達も…。


ここで残念な気持ちを文字で表すのは難しい…


でもここに記していつでも思い出が残るようにと
この記事を書きました。





諸行無常。



沢山の楽しみ、喜び、癒しを与えてくれた
梅の木に感謝しつつ、


その生命力を信じたいと思いますキラキラ


これは昨年の様子。
毎年可憐で華やかな花が咲きました。

土方歳三資料館日記-11年

土方歳三資料館日記-11.2.25



今年の蕾。
今年は寒かったので、蕾の時期が長くていつ咲くかなあと楽しみでした。

土方歳三資料館日記-12年つぼみ


待ちに待った最初の一輪

「梅の花 壱輪咲いても 梅はうめ」

土方歳三資料館日記-12年最初の一輪

3月には満開に。

土方歳三資料館日記-12年3月


お花の時期には蜜に誘われて、
時々メジロが遊びにきてくれて、かわいかった。

土方歳三資料館日記-3月13日

これは5月の開館日に資料館の中から庭を撮影した写真。
上に見えている梁にあしらっている黒い木材が
歳三さんが相撲のぶつかり稽古をした大黒柱。

資料館の中からいつもこうやって庭先を眺めていました。
そこには四季折々に変化する梅の木の姿がありました。

土方歳三資料館日記-5月20日


いつも鈴なりの立派な実を付けて楽しませてくれた紅梅。
今年収穫した梅シロップは大切に頂くことにします。

土方歳三資料館日記-6月13日

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