さる7月29日国指定の特別史跡である五稜郭公園に
箱館奉行所庁舎
が復元され、開館致しました。
昨年4月に工事の様子を拝見して、
この復元工事にかける関係者の情熱を
目の当たりにしていただけに、
記念式典では感激もひとしおでした。
まず建物に入ると、ふわっと木の良い香りに包まれます。
復元とはいっても、ただ形状だけを模したコンクリートの建造物ではなく、
当時の材質・工法に限りなく忠実に再現した
本物の建築であると感じた瞬間です
これは正面式台付近の様子ですが、
一般公開に先駆けて行われた記念式典の出席者でにぎわっていますね。
記念式典は当時の奉行所では、公用が行われていた大広間にて執り行われました。
今回は最前列…。お行儀悪く出来ません
私が緊張しているところをみて
お隣の榎本武揚ご子孫の榎本様が
いろいろと話しかけてくださりました。
本当にいつも御優しいんですね…。
下の写真は式典後に片付けられた壹の間より四の間までを開け放った大広間です。
蝦夷共和国時代の軍議などはこの場で行われた事でしょう。
函館市長 西尾様の式辞の後、
北海道知事の高橋様が祝辞を述べられましたが、
とても素敵な内容でした。
工事に携わった全ての関係者の苦労をねぎらった後、
この復元工事が如何に意義深いものであるかを述べ、
縄文の土偶から幕末期の史跡までに及ぶ、
北海道の豊かな歴史遺産を次世代へと継承していきましょう
という、女性らしい気配りの中に聡明さが感じられる祝辞に
会場の出席者の方々も熱心に耳を傾けておられました。
式典の後少しお話しさせて頂く機会がございました。
小杉雅之進御子孫の小杉様
「麦叢録」なしでは箱館戦争は語れませんよね。
式典でお会いした写真師・田本研三の御子孫の谷杉様
現存する日本最古の写真館である旧小林写真館にて
出張撮影も行っておられるそうです。
北原市議と。碧血会の参与を務めておられます。
近年の碧血碑周辺の柵の設置などの史跡整備など、
歴史遺産を守る活動も行われています。
式典の後は建物内部の内覧会です。
見所が沢山あり、私もすべてを見切れませんでしたが、
すばらしい展示の数々と建物内部を少しご紹介します。
このような見やすいパネル展示がされ、
五稜郭の歴史や箱館戦争の事までを知る事が出来るようになっています。
暗いお部屋でライトアップされた文字を読むので
とっても見やすい★★★
もちろん、関連の史料も展示されています。
エンフィールド銃と銃弾。
珍しい箱館焼き。私は初めて拝見しました。当時の通貨も…。
写真がたくさんになってきました。
その弐に続きます。
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