昨日は松竹座に九月大歌舞伎、六代目中村勘九郎襲名披露公演を観に
行ってきました。今回の私の楽しみは中村勘太郎さんが六代目中村勘
九郎を襲名しての公演と、人間国宝の坂東玉三郎さんのお芝居が大きな
楽しみでした。
演目はまず「女暫（おんなしばらく）」ストーリーはさておき舞台が
本当に華やかです。色彩もバランスも華やかです。そして台詞も勘九郎
襲名をふまえた台詞があったり、そして玉三郎さんさすがです思いっきり
華があります。祝祭劇の要素があり勘九郎襲名公演を感じさせる演目でした。
口上は玉三郎さんが仕切ります。勘九郎さんのお父さんの勘三郎さんがこの
公演に出演できないことのお詫びと勘九郎さんがいかに普段から精進して
芸事に取り組んでいるかを色んな役者さんが口上で伝えてさらなるご贔屓を
と勘九郎さんの襲名を祝っていました。
つぎは「雨乞狐（あまごいぎつね）」です。まあ勘九郎さんの野狐、雨乞
巫女、座頭、小野道風、狐の嫁、提灯と６変化で見事な舞を披露しています。
三つ目の演目は「雁のたより（かりのたより）」です。上方のお笑いの要素が
ふんだんに入っている喜劇です。途中の関西弁でのやりとりは楽しく観られ
ました。
今回は２階の最前列で観させていただきました。
今日の１曲はチューインガムで「風と落葉と旅人」です。