ライ麦畑でつかまえて | トレジャーハンティング日記

ライ麦畑でつかまえて

Catcher in the Ryeの作者、JDサリンジャーさんが老衰の為に亡くなってしまったようです
そんなおじいさんだったの?てのが正直な感想。物語自体はとっても読みやすく(といっても村上春樹訳ですが)共感できる部分が多かった作品だったので逆に新しい作品かなと
自分より前の世代の必読書だったみたいですね
キャッチャー・イン・ザ・ライ/J.D.サリンジャー
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もちろん入り口は攻殻機動隊ですよ
笑い男が語る精神学者 ウィルヘルムシュテーケルの言葉を全く理解できなかったので元ネタを読んでみたらと思ったのがきっかけでした。
「未成熟した人間の特徴は、理想の為に高貴な死を選ぶ点である。それに反して成熟した人間は理想の為に卑小な生を選ぶ」

欺瞞に満ち溢れた大人の世界を嫌悪しつつ、成長していく過程で大人にならざるを得ないホールデンの自己嫌悪と世界とどう向き合っていけばいいのかって物語

彼が妹に語る、真面目な将来の夢
「僕はライ麦畑で遊んでいる子供達が崖から落ちたりなんかしないように見守って、落ちそうになったら捕まえてあげるような、ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。」
ここから主題が取られたのですが、この不思議な例えが何を意味しているのか、本を閉じた後でかなり長い時間物思いに耽ることができますよ

読んだのがかなり前なので、改めて読んでみたいと思いました
ペタしてね