蜜ろうクレヨンで遊ぼう!その①~重ね塗り・スクラッチ
こんばんは、たーやんです。
さて、今日ムスメちゃんが初めてのお絵かきに使ったこちらのクレヨン。
シュトックマー社の「蜜ろうクレヨン」です。
発色など個人的に気に入っていますし、“蜜ろう”ですので万が一口にしても安心です。今回はこのクレヨンと、保育でも取り入れられる描画技法について、僭越ながら少しご紹介。
開けてみると、こんな感じ。
ブロック状のクレヨンが収められています。上に見える灰色のスティックは…後のお楽しみ(笑)。今回は一応、この基本の8色セットを使って説明します。(※その②で紹介する技法を試すなら、無色や白色の入っているセットだとより効果的だと思います。)
なお、最近はスティックタイプのものなど色々ありますが、蜜ろうクレヨンならではの技法を味わうなら(要するに折角蜜ろうクレヨンを使うなら)、私個人としてはこれがよいと思っています。シュトックマー社製品の輸入元の“おもちゃ箱”さんでも、幼児向けにはブロックタイプを勧めています。
・
早速、とりあえず1つ出してみました。
見ての通り、平たい直方体の形状をしています。
角を使って描いてみると…
まぁ、細い線が描けます。
そして、“面”を使って描いてみると…
少し太い線が描けました。
さらに色々変えてみると…
ハイ、この通り。
細いペンのような線から、太いブラシのような線まで、角や面を使うことで色々な描き味が楽しめるのがイイですね。まぁ、すぐ角は丸くなってしまうのですが、後(その②)に紹介する“溶かし絵”をした時などに、また面や角を作る事も可能です。もっとも、丸くなってもそれはそれの味があるので、どちらでもご自由に…(笑)。
で、次からは少し保育でも使えそうな?技法をご紹介。(初歩の初歩なので、知ってる人はスルーしてね)
・
【重ね塗り】
まず、こうやって1色で描きます。
さらに色をくわえて…
できあがり!…って、それだけ?
ハイ、その通りです(笑)。ただ、こうやって色を重ねた時に、クレヨン同士が喧嘩しないのが、シュトックマー社の蜜ろうクレヨンの良いところだと思います。
(もちろん他社の普通のクレヨンでも良いモノもありますが、中には重ねて塗ろうとしただけで、クレヨン同士がけんかして色が濁ったり、クレヨンのカスが汚く付いたりするものもあります。)
・
【スクラッチ】
…で、そうはいっても、重ねて描いただけじゃあね…と言うことで、今度はコチラを使用します。
写真だと分かりにくいですが、ひっかくカギのようになっていて、特に右側はギザギザした形状になっています。
先ほどの重ね塗りしたものの上から、さらに“紫”で塗りつぶし、そこをこのスティックでひっかくと…
こんな感じで、下地に描いた色が出てきます。
…まぁ、これだけだと何のことかと思われそうですが、結構使われる技法です。実際、下から違う色が出てくるのは、子どもにとってはまるで“魔法”のように感じるハズ。
また、下絵になる部分の図柄を予め考えて塗っておくと、下のような絵も描けます。
ちょっとだけパウル・クレーっぽい?(笑)。
ただ、子どもと遊ぶ時は“下絵を考える”方法はあまりオススメしません。
このように予測して描くより、もっと“偶然を楽しむ”方が幼児の発想に近く、よりやりやすいでしょう。ですから、下絵の事はあまり考えない。せいぜい先に線で区切りを入れ、その中を塗りつぶすくらいにして、その上でスクラッチする方がよいかも。…ということで、次にその場合の方法もご紹介。
・何本かの線で区切りを入れて、その中をクレヨンで塗る。
「隣り合うマスは色を変える」とだけ決めておくと、色合いに変化がでます。(※ちなみに、この一言がないと、面倒臭がりな私みたいなタイプの子は、みごとに一色で塗ったりします(苦笑)。)
・こんな感じになります。
この時点でかなりキレイ。ただ、スクラッチの事を考えると、白い余白が見えているとダメです。そこを塗り込むのですが…、コレがなかなか根気が要ります。
ですか ら、初めてする時はかなり小さめの紙でやってみる&区切りを少なく(使う色を少なく)するとムリがなくて良いでしょう。4歳児で初めてするなら、A5サイズ、区切りの線は3~4本くらいで十 分でしょうか?
どうしても塗りムラが出来る子には“魔法のおまじない”をします。
薄い色の面の部分を使って、全体的に描きます。こうすることによって、とりあえず白い部分は無くなります。
ちなみに、なぜ“用紙が見える部分をなくすことにこだわるか”と言うと、スクラッチすることで「一番下に塗られた色」が出てくるからです。
例えば、黄色く塗られた部分の上から黒を塗り、引っ掻くと下の黄色が出てきます。しかし、用紙の見えているところに黒で塗りつぶすと、一番下に“塗られている色”は黒になってしまい、いくら引っ掻いてもダメです。
・
あとは、コレの上から黒で一面に塗りつぶしてひっかけば、“花火”・“夜空”など、ステキな作品ができます。もちろん、最後に塗りつぶす色を青にすれば“海”にもなります(その場合は下に描く色には青を使わない)。
(すごく適当でスミマセン)
スクラッチは、気をつけないと途中がホントに“作業”になってしまいます。初めてする時は、引っ掻いた時に魔法のように下絵の色が出てくる、“最後の驚き”をいかに楽しく迎えられるか考えてみましょう。
・
…と、こんな感じですが、実は蜜ろうクレヨンにはもっと“スペシャル”な楽しみ方があります。それは、また次に書くとします。
→蜜ろうクレヨンで遊ぼう!その②~溶かし絵&その発展
※今回ご紹介したのはコチラ(ネットでも買えますが、実際に手にとってみてね)↓
中間色入りの16色だと、より細かいニュアンスが出せます(中間色8色のみでも売ってます)。
★twitter やってます。☆twilogはこちら 。
さて、今日ムスメちゃんが初めてのお絵かきに使ったこちらのクレヨン。
シュトックマー社の「蜜ろうクレヨン」です。
発色など個人的に気に入っていますし、“蜜ろう”ですので万が一口にしても安心です。今回はこのクレヨンと、保育でも取り入れられる描画技法について、僭越ながら少しご紹介。
開けてみると、こんな感じ。
なお、最近はスティックタイプのものなど色々ありますが、蜜ろうクレヨンならではの技法を味わうなら(要するに折角蜜ろうクレヨンを使うなら)、私個人としてはこれがよいと思っています。シュトックマー社製品の輸入元の“おもちゃ箱”さんでも、幼児向けにはブロックタイプを勧めています。
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早速、とりあえず1つ出してみました。
見ての通り、平たい直方体の形状をしています。
角を使って描いてみると…
まぁ、細い線が描けます。
そして、“面”を使って描いてみると…
少し太い線が描けました。
さらに色々変えてみると…
ハイ、この通り。
細いペンのような線から、太いブラシのような線まで、角や面を使うことで色々な描き味が楽しめるのがイイですね。まぁ、すぐ角は丸くなってしまうのですが、後(その②)に紹介する“溶かし絵”をした時などに、また面や角を作る事も可能です。もっとも、丸くなってもそれはそれの味があるので、どちらでもご自由に…(笑)。
で、次からは少し保育でも使えそうな?技法をご紹介。(初歩の初歩なので、知ってる人はスルーしてね)
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【重ね塗り】
まず、こうやって1色で描きます。
さらに色をくわえて…
できあがり!…って、それだけ?
ハイ、その通りです(笑)。ただ、こうやって色を重ねた時に、クレヨン同士が喧嘩しないのが、シュトックマー社の蜜ろうクレヨンの良いところだと思います。
(もちろん他社の普通のクレヨンでも良いモノもありますが、中には重ねて塗ろうとしただけで、クレヨン同士がけんかして色が濁ったり、クレヨンのカスが汚く付いたりするものもあります。)
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【スクラッチ】
…で、そうはいっても、重ねて描いただけじゃあね…と言うことで、今度はコチラを使用します。
写真だと分かりにくいですが、ひっかくカギのようになっていて、特に右側はギザギザした形状になっています。
先ほどの重ね塗りしたものの上から、さらに“紫”で塗りつぶし、そこをこのスティックでひっかくと…
…まぁ、これだけだと何のことかと思われそうですが、結構使われる技法です。実際、下から違う色が出てくるのは、子どもにとってはまるで“魔法”のように感じるハズ。
また、下絵になる部分の図柄を予め考えて塗っておくと、下のような絵も描けます。
ちょっとだけパウル・クレーっぽい?(笑)。
ただ、子どもと遊ぶ時は“下絵を考える”方法はあまりオススメしません。
このように予測して描くより、もっと“偶然を楽しむ”方が幼児の発想に近く、よりやりやすいでしょう。ですから、下絵の事はあまり考えない。せいぜい先に線で区切りを入れ、その中を塗りつぶすくらいにして、その上でスクラッチする方がよいかも。…ということで、次にその場合の方法もご紹介。
・何本かの線で区切りを入れて、その中をクレヨンで塗る。
「隣り合うマスは色を変える」とだけ決めておくと、色合いに変化がでます。(※ちなみに、この一言がないと、面倒臭がりな私みたいなタイプの子は、みごとに一色で塗ったりします(苦笑)。)
・こんな感じになります。
この時点でかなりキレイ。ただ、スクラッチの事を考えると、白い余白が見えているとダメです。そこを塗り込むのですが…、コレがなかなか根気が要ります。
ですか ら、初めてする時はかなり小さめの紙でやってみる&区切りを少なく(使う色を少なく)するとムリがなくて良いでしょう。4歳児で初めてするなら、A5サイズ、区切りの線は3~4本くらいで十 分でしょうか?
どうしても塗りムラが出来る子には“魔法のおまじない”をします。
薄い色の面の部分を使って、全体的に描きます。こうすることによって、とりあえず白い部分は無くなります。
ちなみに、なぜ“用紙が見える部分をなくすことにこだわるか”と言うと、スクラッチすることで「一番下に塗られた色」が出てくるからです。
例えば、黄色く塗られた部分の上から黒を塗り、引っ掻くと下の黄色が出てきます。しかし、用紙の見えているところに黒で塗りつぶすと、一番下に“塗られている色”は黒になってしまい、いくら引っ掻いてもダメです。
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あとは、コレの上から黒で一面に塗りつぶしてひっかけば、“花火”・“夜空”など、ステキな作品ができます。もちろん、最後に塗りつぶす色を青にすれば“海”にもなります(その場合は下に描く色には青を使わない)。
(すごく適当でスミマセン)
スクラッチは、気をつけないと途中がホントに“作業”になってしまいます。初めてする時は、引っ掻いた時に魔法のように下絵の色が出てくる、“最後の驚き”をいかに楽しく迎えられるか考えてみましょう。
・
…と、こんな感じですが、実は蜜ろうクレヨンにはもっと“スペシャル”な楽しみ方があります。それは、また次に書くとします。
→蜜ろうクレヨンで遊ぼう!その②~溶かし絵&その発展
※今回ご紹介したのはコチラ(ネットでも買えますが、実際に手にとってみてね)↓
中間色入りの16色だと、より細かいニュアンスが出せます(中間色8色のみでも売ってます)。
★twitter やってます。☆twilogはこちら 。