“発達の道筋”を考えて子どもと接する~ぜひ知っておきたい『新版K式発達検査法』の話。 | 男性保育士こんなかんじでやってます

“発達の道筋”を考えて子どもと接する~ぜひ知っておきたい『新版K式発達検査法』の話。

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晴れおはようございます、たーやんです。晴れ


今日の話は保育者(保護者)には
ぜひ知っておいてもらいたい話パー
私自身も考えるべきところです。

まぁ、私ごときが
エラそうに言えることでは
まったくもってないのですが…ガーン

長文・駄文な上に
エラそーに書きまくりましたが、
個人的な戯言だと思ってください(笑)。
(結局何なんだ!?)




さて保育や家庭の中で
子どもの育ちを考えるとき
発達を系統的に捉えるコトは、
私が言うまでもなく重要ですポイント


ところが、
実際の保育現場や家庭では
「できる」・「できない」
子どもの育ちを捉えていることも
やはり多いように思いますむっ


中には発達の道筋を無視して、
難しい事に取り組ませておきながら、
出来ない子を低く評価する…汗など
とんでもないコトもあったりしますむかっ


そんな事が無いようにも、
特に保育者は「発達の道筋」
しっかり理解する必要があります。


この発達の道筋の
もっとも分かりやすい例では

這う⇒立つ⇒歩く⇒走る

でしょう。

このように、
発達には“辿るべき順序”があります。

逆にいえば、
「走る」に至るためには、
発達の道筋を遡って考え、
「這う」のが大事だというのは
誰もが知るところでしょう。

確かに個人差で
飛び石になることもありますが、
発達は基本ある一定の道筋を辿ります。


では、同じように考えて
「鉛筆を正しく持つ」に至るには?
「経験を文で話す」に至るには?
「跳び箱(開脚跳び)」に至るには?
「ドッヂボール」に至るには?




ある意味では、
こうした“細かい”遊びや内容に至るにも
それぞれ辿るべき道筋があります。

ちなみに一例を挙げると、
「正しく鉛筆を持つ」のに至るには
乳児期の「紐通しの遊び」も重要ですパー

参考記事→正しい「ひもとおし」の仕方(画像付き解説)





遊びや生活の援助を考える中で、
今はどこの段階なのか…はてなマーク
どういう事に取り組めばよいのか…はてなマーク

を考えると、保育を考える上で
役に立つ事もあるでしょうニコニコ


(もっと言えば
「読み」・「書き」・「計算」に
至るまでに経験すべきことは
本当は何なのか…というのも
主張したいところではあります。)






これらは
細かい部分に着目した話ですが、
もっとより大きな発達を考える時に、

是非知っておきたい事があります。


みなさま、
「新版K式発達検査」
というのはご存知でしょうか?

新版K式発達検査法―発達検査の考え方と使い方/生沢 雅夫
¥6,090
Amazon.co.jp


発達支援関係の人には常識も常識、
でも意外と保育者は詳しく知りません…汗

名前は聞いた事があるのですが
具体的な検査項目などは
知らない人も多いようですガーン


さて、実はこの検査は
乳幼児の健診や発達診断などでの
認知・適応・言語・社会性の発達の
判定基準の元の1つでもありますひらめき電球
(他にも色々複合してますが)

個別に配慮を要するかどうか、
どの様な場面が得意・苦手で
どういう援助が必要か…
検査を通して知る事もできます。


もちろん、我々保育者が
安易に検査まがいの事を行うのは
推奨されませんが、

子どもの育ちを考える
一つの手立てにはなると思います合格


たとえば
円、四角、三角形、ひし形の
描画なんかを試しにやってみると
色々気づく点もあると思いますひらめき電球

参考記事
・まる・さんか・く しかく♪ (文字指導と手の発達)その1
・まる・さんか・くしかく♪ (文字指導と手の発達)その2
・生活リズム三角形 ~子どもの育ちを考え る

(早期の文字指導について考える
特に良い機会になると思います)




もちろんそれだけでなく、


やはり
我々保育者の視点で大事なのは、

・子どもがどういう道筋を通って発達するか、
・“おおむね”何歳くらいで経過するか、

そして一番大事なのは

発達の躓きのあるなしに関わらず、
どのようにして次の段階へ
進むための援助をしていくのか…

を理解していくことだと思いますポイント

こうして発達検査を知ることは、
保育所保育指針や幼稚園教育要領とは
また少し違った視点で、子どもの発達を
「より細かく」知っていくきっかけになります。





これまた例えで、

よく子どもの手先について、
「手先が不器用」と曖昧に判断して
終わっている場合を見ますが、

それでは
「できる」「できない」の次元であり、
なんら子どもの育ちにとって
意味がありません。

一体どういった不器用さがあるのか?
(操作なのか・実は認知なのか…)

それで、どういった保育が必要か?

を考えることに意味があります。


しかも、
保育は“訓練”ではないので、
そうした援助の部分をいかに
「生活・遊びの中で配慮するか」
が大切です。

この辺りをどうするかが
保育者の悩みの種であり、
技量を問われるところでしょうにひひ(笑)。

なお、これらは
個別支援だけの問題ではなくて、
クラス全体の保育内容を設定するかを
考える上でも非常に参考になると思います。

あまりに無理な内容を
設定していないか…という部分ですね。





エラそうに書いた私も
この分野の専門家ではありませんし、
保育の傍らで学んでいるにすぎません。
間違いがありましたらスミマセンガーン


ですが、この辺りを意識するようになって、
保育の援助が具体的になったのも事実。

保育者のみなさまには
参考にしてほしいですし、

上で紹介した本は
大きな本屋さんに置いてありますので、
最後の方の付表(405ページ~)で
検査項目を見るだけでも
学ぶところがあると思います。

特に自分が働く保育現場で
発達の気になる子がいるとき、
どのような部分に着目すべきか
そのヒントもくれるはずですよ~パー


よろしければこちらもどうぞ。


新版K式発達検査法2001年版―標準化資料と実施法/著者不明
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(↑改訂版について)


新版K式発達検査反応実例集/中瀬 惇
¥2,625
Amazon.co.jp

(↑具体的な反応事例を集めています)



また専門的に学びたい方は
そういう機関もありますので
また検索してみてください。

参考HP:京都国際社会福祉センター
(TOPページ左下にK式について)


いやぁ、
人間が育っていくって…
ホント奥がふかいですねぇニコニコ


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