子供の味覚って侮れない | それでもなんとかやってます。

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腐と二児の母のわらじを履いた日常を堂々と描く。

私が幼稚園の頃、いちばん好きだったお菓子は、月に一回のお誕生日会でよく出たクッキー。





自分の顔くらい大きなクッキーの真ん中に、砂糖で作った動物がのっかってて。




そんな大きなクッキー自体見るのも食べるのもその時だけだったし、砂糖の動物もめずらしくて。




で、食べてみるとほんとーーーにおいしくって!




市販のクッキーでは絶対ない味、それ以来クッキーにハマって、大人になった現在もいろんなクッキーを




食べ歩きましたが、あの味に出会うことはとうとうありませんでした。




で、やっぱり、幼稚園児の味覚ってアテにならんのかも、と。




所詮は3、4年しか生きていないわけだし、しかももう30年近く前の味覚ですよ。




忘れちゃってて当然でしょ。




・・・とおもうんだけど、有名店のクッキーとか聞くとあのクッキーと比較してしまったりしていた自分。




そしてことごとく撃沈していったのでした。




・・・・それが。




このあいだ、食べたクッキー。





「こ・・・!!これは・・・・!!!」




脳裏に甦る幼稚園の部屋の風景。まわりに座る友達の顔までも一気に思い出しました。




まさに、あの味だ!!!!




感動です。感動にうちふるえていますよ!!




ああ・・・・長かった・・・・・・・ようやく同じような味のものに出会えた・・!!!




私を感涙にむせばせたのは、





ガトーフェスタハラダの「クーデ・デ・プリンセス」というサブレ。





一枚150円くらいするサブレ。





見た目は某ハトサブレに似てなくもない。





でも味は・・・!あのときの動物砂糖のっかりクッキーにほんとに激似で、超おいしかった!!!





あともう一つ。





小学生の頃に、デパートの大衆食堂にあったオムライスが大好物だった私。




でも、中学生のときに、リニューアルしたらお店がなくなってしまった。




それ以来、いろんなお店でオムライスを食べたけど、全部「違う・・・求めている味じゃない」(おまいは味っ子か)




もうあの味を探すのはあきらめよう・・・・そう思っていた矢先。




社会人になって、行くようになったフレンチのお店が、オムライスが有名だというので食べてみたら。





・・・・・ああ!!!




あの大衆食堂のオムライスと似ている・・・・・・・!!!





たまごのふわふわ加減とか使ってる食材の高級度合いは確実に違うはずなのに、食べてみるとほんとに同じ味わい。




幸せな気分になり、そこのオムライスのリピーターになりましたvvvv(ランチセットで2500円もするけどね)






で思ったこと。






子供の味覚、と思ってバカにしてはいけないんだなあと。





今回の二つとも、どちらも最終的には高価なランクのところで再会できたわけで。





あの頃おいしいと思った感覚は、むしろ研ぎ澄まされていたんだなあ。





子供の舌の記憶を、幸せなものにするために、





貧乏な我が家、私ががんばって料理しないといけませんな!!





・・・・・・・ハードル高いけどww