『でねぇ・・・その男の大事な箇所をボコボコって殴ったの♪そしたらね・・・』
『うんうん・・・』
『ほよぉーって、ぎゃははは・・・ほよぉーだよ!雄叫びあげたのよ!』
『きゃははは・・・何、それっ!』
夢ちゃんと柳田さんが喧嘩してるんじゃないだろうかと気が気じゃなくて、慶人を
屋上に残し戻った教室。
私の席の横で柳田さんが、股に両手を当て、何度も跳ねてる。
夢ちゃんは、それを見て、お腹を抱えて馬鹿笑い。
『それで、その男どうなったの?まさか病院行き?』
『知らないわよ。だってカンガルーみたいに跳ねながら視界から消えたもの。
でもね、ずっと言ってるの。ほよぉー、ほよぉー、ほよぉーって!
ほよぉーって一体、何語だっつうの・・・だからぁ、誰しもが同じ様に雄叫ぶか試して
みようって話になってね、あっ!姐さん、おかえりなっす!』
「・・・」
やっと私に気が付いた柳田さんが、すばやく私の席の椅子を引く。
『おかえりなっすって・・・きゃははは・・・ヤナちゃんったら、ホント面白い♪』
ヤナちゃん?
『夢っぽも、面白いって!だってホンニャカニャワニャワだろ?ありえねぇから!』
ユメッポ?
それよりホンニャカ・・・ニャンワンって何?
それより何より、その足と手を交互に動かしてる、その滑稽なダンスは何?
『ぎゃははは・・・そんな事言ってると思い出しちゃったじゃん!ホホホ・・・ホンニャカ
ニャワニャワ・・・ホホホーイのホイっ♪ぎゃははは・・・笑える。
姐さんも聞いたことあるっすか?もしかして踊れちゃう?ホホホ・・・ははははっ・・・
可笑しくて、言えないっつうの!』
『きゃははは・・・ヤナちゃん、ちょっと脚の動きが微妙に違うから!こうだよ!』
だから・・・何の事?
って言うか・・・どうしてこの短時間で、そこまで仲良くなっちゃってるの?
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