『ジュースとお菓子で良いよな?』
無言のままコンビニまで行き、裕也が吐いた第一声。
「えっ?あぁ・・・それで良いと思うけど・・・」
何?何なの・・・コイツ。
適当にジュースとお菓子をかごに入れ、レジに向かう裕也。
そしてお菓子の軽い方の袋を、私に『はいっ、こっち持って。』と手渡し、
公園に向かって歩き出す。
はっー?本当にただの荷物持ちなの?私・・・。
そうだよね・・・あの中で私が一番使いやすいかもね・・・フッ・・・バカだな。
ホントにバカだ、私、何かあるって・・・奈緒と裕也がグルで・・・なんて・・・
ちょっと期待しちゃってたりした。
「どこに行けば良いか知ってるの?」横に並んで裕也に話しかける。
すると『フフッ・・・』と笑う裕也。
「なっ何?何笑ってるの?」意味がわからないよ、まったく・・・
『イヤ、全然変わんないなって思ってさ。モテモテって聞いたのにさ・・・
前と同じだなって・・・いつも冷静だよな。なっ、自分でも、そう思うだろ?』
輪を掛けて判んなくなったよ。何が言いたいの?コイツ・・・
「訳わかんないし・・・あっ『遅えから、迎えに来た』現れたのは、ハル。
『みんな来たのに、ミキを裕也が連れってたって言うからさ』
ハルが私の荷物をさりげなく持ってくれる・・・優しいな・・・やっぱり。
サッカー部のハル・・・最近・・・アプローチなのか、積極的なんだよね。
菜緒には『まだ告られてないの?』って言われるほど、あからさまで・・・
『ミキ?どうした?何かあったのか?』
顔を覗き込まれて、慌てて「イヤ・・・何も」って首を横に振る。
でも、何か感じたのか・・・なぜか優しいはずのハルの口調が一変した。
『裕也、ミキに何かしたのか?』
※番外の番外みたいないろんな意味で寄道・・・(苦笑)riko
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