リコⅦ3 | 恋愛小説 くもりのちはれ

フッ・・・熱くなり過ぎだって・・・クッ・・・フッ・・・ハッハハッ・・・ハハッハッ


あーそっか・・・麻井の為なら命も掛けられるか・・・フッ・・・命か・・・


『麻井っ!ぶっちゃけ俺は、死ぬよ!』


2週間後にアメリカで手術だって。お前の父親の紹介で、成功率は10%未満・・・。


生存率だぜ・・・生きてたら何でも良いっていう確立・・・


記憶がなくなるか・・・目が見えなくなるか・・・そのまま寝たきりか・・・


それでも、生きてれば良い?納得できるか?


俺は、今の俺が俺だ・・・助からないと言われたときより・・・


少しの可能性は逆に、この世界への執着を生む・・・


お前の父親は残酷だよ。


『生きる可能性に掛けよう』だとさ・・・フッ・・・


『なぁ・・・教えてくれよ・・・今か2週間後か・・・どっちも一緒じゃねぇ?』


コウ君も私も・・・言葉が出ない・・・静寂・・・


今か2週間後って選択肢しかないの?


選択する答えはそれだけ?


違う・・・違う・・・間違ってる。


そして、再度考える・・・でも・・・それでも・・・


考えても、考えても・・・浮かぶ答えは・・・一つだけ・・・正解なんて無い。


今か2週間後か・・・一緒?・・・


「一緒じゃない・・・」そうだよ・・・一緒じゃない・・・正解も無い・・・でも


答えはある・・・たった一つ。


私は優を見つめて叫ぶ。


「一緒じゃないよ!ぜんぜん違うよ。今、生きるか死ぬかって事でしょ!


2週間後の手術とか、その後のこととか・・・どうなるかわからないけど・・・


でも、それでも・・・生きてよ。今を生きて・・・。


優!死んじゃ嫌だよ!!可能性はゼロじゃないよ。


ゼロじゃないんだったら、今は生きて!!!



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