another side1-2 | 恋愛小説 くもりのちはれ

女子マネの恋 2



結城君がケガをした。


試合後、誰かと待ち合わせをしているから、と別行動を取った彼。


クリスマス当日に、一日中、近くにいられると思っていたのに・・・


少し落ち込みながらも、荷物をまとめ貸切バスを待っていた。


数人の部員達が走ってくる。


『結城が階段から転げ落ちた・・・やばい・・・意識がない』


救急車はすでに来ていて、待ち合わせていた人の関係の


大学病院に運ばれるという。


『誰かに突き落とされた』・・・と衝撃的な事実。


いつも結城君を『きゃあーきゃあー』とうるさく取り巻いている


派手系の数人の女子達が、関係しているらしい。



『斉藤。監督に連絡して』キャプテンの井上先輩の声・・・


私はかばんの中の携帯を探す・・・見つからない。


手が震えて・・・頭が混乱して・・・


『あーはやくしろよ・・・あーもういいっ俺が掛けるから』


私は、結局、何もできないまま・・・


監督に報告をする井上先輩の声を聞いていた。


学校に戻り、部室で片づけをしていると


井上先輩が入ってきた。


『骨折もなく外傷的には大丈夫だけど、


頭打ってて・・・検査入院だって。』


まっ、とりあえず良かったよ・・・


明日にでも見舞いに行くけど、斉藤も行くか?


「行きます!」私は即答した。


そんな私に、井上先輩は、フッと笑った後・・・


『お前ってすごくわかりやすい奴・・・』


でも、行ったら後悔するよ・・・と意味深なセリフを吐いた。


次の日、


私は先輩の言葉どおり、人生最大に落ち込むことになる。


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