衆院議員の個人資産は、16億3680万円の鳩山由紀夫首相と、8億1617万円の弟、邦夫氏が1、2位を独占した。ただ、いずれの金額にも株式は含まれていない。兄弟が保有する株の時価総額は合わせて100億円を超える。多額の配当収入を得ているとみられ、首相が施政方針演説で戒めたはずの「労働なき富」に、やっかみも出そうだ。
 二人が持つ株の大部分は、ブリヂストン創業者の祖父から受け継いだ同社のものだ。首相は同社株を350万株保有し、時価にすると5日現在で52億3200万円。邦夫氏も357万株を持ち、時価で56億600万円。
 これに加えて、首相は東芝、三井物産など計30万株(時価1億650万円)、邦夫氏は三井化学、王子製紙など計38万株(同1億6500万円)を保有している。
 株以外では、首相は預金10億円を持つほか、東京・田園調布の自宅や長野県軽井沢町の別荘などの土地・建物3億9100万円。自動車は3台で、貸付金も1億円余りある。邦夫氏は預金1億4100万円、都内などに不動産5億8800万円を所有する。 

【関連ニュース】
民主・広野氏の資産公開=参院
鳩山首相記者会見要旨
鳩山首相冒頭発言全文=献金問題
金子一義前国交相=前閣僚資産公開
舛添要一前厚労相=前閣僚資産公開

首相動静(2月6日)(時事通信)
自民・大島氏「倫理観ゼロ」 石川被告の離党・辞職否定で(産経新聞)
銃撃漁船を規則違反で調査=情報空白、区域外操業の疑い-海保(時事通信)
<自殺>収容中のブラジル人男性 茨城の入管施設(毎日新聞)
<JR東日本>夜行列車の一部運休 日本海側の大雪で(毎日新聞)