ドロドロ血 ●ドロドロ血とはこんな状態3 | 上司からのパワハラで「うつ病」を発症するも心理学と出会い克服した人生

上司からのパワハラで「うつ病」を発症するも心理学と出会い克服した人生

17年前に会社の社長からパワハラを受け、それが原因で「うつ病」を発症。その後壮絶な人生を歩みながらも少しずつ自分自身を取り戻そうともがきながら心理学と出会い、心理カウンセラーとして新しい出発を果たした者の軌跡

今日もご訪問頂きましてありがとうございます。

今回の「ドロドロ血シリーズ」は。

第5回目。
『ドロドロ血とはこんな状態:血液が酸化する』についてお話します。


■ドロドロ血とはこんな状態:血液が酸化する

前回の話の中で、ドロドロ血の要素について
話しましたが、その要素は、以下の5点でしたね。

1.血液中の脂分が多すぎること
2.糖分が多すぎること
3.血小板が固まりやすいこと
4.水分が足りなくて濃縮されている状態
5.その他

そして、これらの5つの項目が、恒常的に存在すると
血管内で次の項目のような状態が血管内で起こりうるという話もしました。

1.血液の流れが悪くなる
2.血管が詰まってしまう
3.血液中の成分が固まる
4.血液が酸化する
5.血糖値が高くなる

以上のようなことから、前回お話した
「ドロドロ血になると、体に現れるシグナル」が出やすくなります。

そこで、今日は、この5つの血管内で起こる状態について
4.血液が酸化する
5.血糖値が高くなる

の2つの項目について詳細に説明したいと思います。

■ドロドロ血 ●血液が酸化する:余った脂肪と活性酸素が結びつき
白血球を破壊することで、体に変調が起こる。

私達は、酸素を空気中から体に取り入れて、
それによって生命活動を維持しています。

なので、あらゆる物質の中で、酸素は最も重要な物質なのですが、
それも適量を超えると、ドロドロ血の原因になってしまうのですから
不思議なものです。

血液の酸化は、活性酸素によって引き起こされます。

体内に取り入れた酸素のうち、約2%が活性酸素になり、
体内の細菌やウイルスを除去する役割をしてくれます。

しかし、適量を超えると、細菌やウイルスに加えて、
血管の内壁までキズつけてしまいます。

更に、活性酸素は脂肪と結びつきやすいので、悪玉コレステロールと
結合して、過酸化LDLとなります。

この過酸化LDLは、白血球の細胞内に入り込んで、
白血球自体を破壊してしまうのです。

死んだ、白血球の細胞内からは、過酸化LDLが流れ出し、
これが動脈壁に固まりを作って、血管の内壁を狭くして、
血液の流れを悪くしてしまいます。

現代の生活環境の中では、活性酸素から逃れられません。
オゾン層の破壊による紫外線の強化、排気ガス、添加物、
ストレス、激しい運動、、、

普通に生活しているだけで、活性酸素の影響を受けているわけです。

この活性酸素は女性にとっては大敵です。

何故なら、見た目の若さを奪うことです。

つまり、肌の老化を促進させ、肌から弾力性や輝きを失わせます。

よく、耳たぶにシワが出来ている人を見かけますが、
これは、ドロドロ血によって耳の毛細血管に動脈硬化を
起こしている可能性が高いからです。

 ●活性酸素過剰の原因

  動物性脂肪の取りすぎ、ストレス過剰、防腐剤や洗剤などの
  化学物質の使いすぎ、環境汚染など。

 ●起こりうる病気

  癌、動脈硬化、冷え性、肩こり、肌の老化など。


■活性酸素と戦うのがスカベンジャー

スカベンジャー(Scavenger)とは、廃品回収業者の意味で、
文字どおり身体の中で生じた廃棄物でもある活性酸素を、
無害なものに変える働きをします。

また、抗酸化物質ともいわれ、体内で作られる酵素と、
体外から摂り入れる物質の2種類があります。

まず体内でつくる酵素のほうですが、
活性酸素と結びついて害の少ない物質に変化させます。

代表的なものに、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、
カタラーゼ、グルタチオンなどがあります。

20歳代をピークにしてスカベンジャーを体内で作る能力は
徐々に低下してしまいます。

この3つの抗酸化酵素は、たんぱく質やミネラル
(亜鉛、鉄、銅、セレニウム、マンガン)などを
原料にしてつくられられます。

この3種類の酵素がお互いが関連し合うことで
「活性酸素」と戦うことができるのです。

亜鉛や鉄となどのミネラルは不足しがちですから、
食事ではできるだけ意識してとりたいものです。


■活性酸素を消去させるために役立つ食べ物

体内の抗酸化酵素だけでは間に合わない場合、
食物に含まれている抗酸化作用成分を摂取することによって、
活性酸素をできるだけ退治しましょう。

それでは活性酸素を退治する成分とは、
どんなものがあるのでしょうか?

それは、「ビタミンACE(エース)」、亜鉛、セレンなどのミネラル、
それから今よく話題になるポリフェノールなどのファイトケミカルです。

 ●抗酸化ビタミン

  人間は、動物や植物と違い、この抗酸化ビタミンを
  体内で合成することができないので、
  普段の食事から十分に摂取する必要があります。

  1.ビタミンC

    血液中などの水分の多い場所で強い抗酸化力を持ちます。
    レモン、いちごなどの果物、緑黄色野菜に多く含まれます。

  2.ビタミンE

    脂溶性のビタミンEは、若返りのビタミンとも呼ばれています。
    酸化されやすい不飽和脂肪酸でできている細胞膜に存在し、
    その酸化を防ぎます。

    ごま、うなぎ、ピーナッツなどに多く含まれています。

  3.カロチノイド(ビタミンA)

    特に緑黄色野菜などに多く含まれ、植物などに含まれる色素成分。
    特に抗酸化力が強いことで注目されているのが、
    トマトに多く含まれるリコピンです。

 ●ミネラル

  タンパク質とともにミネラルの体内でつくる3つの酵素の原料になります。

  1.亜鉛

    酸化されやすい細胞を守る働きがあります。

    加工食品などは体内から亜鉛を排出したり
    吸収を阻害する食品添加物を含むものがあり、
    現代人や子どもは亜鉛不足になりがち。

    意識して取りたい栄養素です。

  2.セレン

    活性酸素を抑制する抗酸化酵素の合成に必要なミネラル。
    亜鉛と一緒にとるとより効果的です。

    イワシ丸干し、シラス干し、小麦胚芽などに多く含まれています。

  3.ファイトケミカル

    主に植物に含まれる苦み,香り、色素などの成分です。

  4.フロアントシアニジン

    ブドウの種子に含まれる成分で、皮膚の成分である
    コラーゲンやエラスチンと結合しやすく、
    活性酸素によるダメージを修復する働きがあります。

    赤ワインにたっぷり含まれています。

  5.カテキン

    緑茶に多く含まれています。
    最近では、特に脳内で発生した活性酸素を抑える
    働きがあるといわれています。

 ●サプリメント

  1.コエンザイムQ

    ビタミンと同様、微量ではありますが生物が生きていくのに
    必要な抗酸化剤です。

    人は自分でコエンザイムQを合成できるので
    必ずしも食品として摂る必要はありません。

  2.ポリフェノール

    植物に広く含まれており、代表的なものとして
    フラボノイド(ブドウなどの果物)、カテキン(緑茶)、
    アントシアニン(ブルーベリー)、イソフラボン(大豆)、
    タンニン(柿、赤ワインなど)があります。

    普遍的な抗酸化の能力があります。

  3.DHA

    魚油に含まれる多価不飽和脂肪酸です。

    ビタミンEと同様細胞膜の酸化を抑え、
    また神経機能を改善させると報告されています。


  その他コーヒーの香りの成分であるクロロゲン酸、
  大豆や味噌・醤油に含まれるサポニンなど、
  ブロッコリーや菜花などのアブラナ科の植物のみに含まれる
  イソチオシアナートと呼ばれるイオウ化合物など・・・。

  これらは、例えばビタミンEが抗酸化力を失うとビタミンCがEを再生させる、
  ミネラルが活性酸素を防御するための抗酸化酵素を助けて活性化させる、
  ポリフェノールとビタミンCをとると効果が高まるなど、
  お互いに協力しあいます。

  こうした栄養素や成分を複合的に含んでいる野菜や果物などを
  幅広く食べる方と効果的です。


■ドロドロ血 ●血糖値が高くなる:糖分の摂り過ぎですい臓が疲労すると
高血糖値に!

ここで高血糖になる原因をおさらいしておきましょう。

血液内の糖質が過剰になると、すい臓がインスリンを分泌する能力を
低下させ、血液内のブドウ糖をコントロールできなくなります。

こうなると、血液はいつも高血糖のドロドロ状態になり(砂糖水のことを
考えてみて下さい。水がドロドロした状態になっていますよね?)
動脈硬化を起こすのです。


 ●糖分の多い食べ物
 
  1.いちごケーキ:砂糖大さじ15杯
  2.炭酸ジュース:砂糖大さじ8杯
  3.チョコレート:砂糖大さじ10杯
  4.お酒:砂糖大さじ6杯
  5.ソース(約15g):砂糖大さじ6杯
  6.ようかん:砂糖大さじ5杯

 ●高血糖値の原因

  糖分の摂りすぎ、多量の飲酒、運動不足、ストレス過剰など。

 ●起こりうる病気

  糖尿病、高脂血症、糖尿病性網膜症、インポテンツなど。


※参考資料

 ●糖尿病改善に良い食事療法
  ⇒ http://livedoorblog.secret.jp/ameburo/tounyoubyou.pdf

■PS

活性酸素は、何度もお伝えしているので
ご存知の方も多いと思いますが、非常に怖い存在です。

現代の病気の90%以上は、活性酸素が原因だといわれています。

もちろん、体の中には、活性酸素に対抗する
SODという物質が備わっていますが、20代をピークに
だんだんと、減少してしまい、80代では”0”になってしまうという
報告もあります。

普段の食生活やサプリメントなどをうまく利用して
体の中の活性酸素を除去していかないと、体内は活性酸素によって
どんどん酸化が進みます。

酸化=老化ですから、あなたの寿命がどんどん短くなってしまうという
ことになります。

これは余分な話ですが、がん細胞は毎日体の中で数千個
作られているといわれています。

ただ、体の免疫力がこのがん細胞をやっつけてくれるので
ガンにかからないわけです。

しかし、いつ、発がん物質がいたずらを始めるかわかりません。

活性酸素は、細胞を破壊してしまうので、
白血球が破壊されてしまえば、免疫力自体が失われていくので
ガンにかかる可能性も否定できなくなります。

何か、脅しているような話になってしまい、
大変申し訳ありません。

ただ、これは、否定できない事実なので、
”認識”だけして頂ければと思います。

今日、ご紹介したビタミン、ミネラル、サプリメントなどを
毎日、出来るだけたくさんの種類を取れるように工夫してみて下さい。


少しでもお役に立てれば幸いです。


次回は、「ドロドロ血:どんな人がドロドロ血になりやすいのか?」
についてお話します。


 良ければ、お気軽にこちらのフォームからご相談下さい。
 何でもいいですよ~。

 ⇒ http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P16247193


それでは、次回をお楽しみに。