日本のベンチャーは、自人を送り国に留まってなかなか世界に出て行こうとしません。出て行くとしても数人を送り込んで、海外にブランチを作るだけというところだらけで、実際にサービスインして、提携を進めたり、ローカライズを進めたりして戦える態勢に持っていっているところは殆どありません。

それと比べ海外はFacebook、YouTubeなどの大成功しているベンチャーは当然のこと、Twitter、RockYou、Admobを始め、それ程大きくない時点からどんどんと海外に打って出ています。

ネットサービスの成功の度合いは、ますます規模(ユーザー数)と比例するようになってきています。このユーザー数というのは、対象国の人口や言語圏の大きさに依存します。

今回のInfinity Ventures Summit 2009 Spring(IVS) でZyngaのCTOが言った、とにかく今は規模を求めるのが重要で、Opensocial等のプラットフォームが凄い勢いで広がっていっているので、その波に乗っていく、SNSはFacebookだけではないし、世界中のSNSが急速にオープン化していっているので、その全てに乗っていく準備がある。mixiはその中の一つに過ぎない(かなり意訳)的なことを語っていたのが非常に印象的でした。

アメリカの彼らがどうして、こんなに早い段階から世界戦略を意識して、しかも態勢を整えていけるのかがずっと不明でした。彼らのフロンティアスピリットなどの国民性の違いとか、そもそも英語圏が大きいからかなとも思っていたのですが、向こうで誰か(忘れました)話を聞いてハッとさせられたことがありました。

アメリカのベンチャーは創業メンバーが既に多国籍だから、最初からグローバルマインドがある。

これは本当に目からうろこで、確かにYoutubeなどでも、創業者はロシア系と中国系、RockYouでも日本系と韓国系、創業以外の初期メンバーをみると本当に世界中の全ての国の人がいるのではというくらい多国籍になっています。

なので、ある程度大きくなってきた段階で、その初期メンバーが自分の出身国進出を進めていけばいいのです。

実際に日本の会社で大きくなった後で、日本人の社員が中国担当とかになって、言葉も良く分からないまま、向こうでのサービス展開を1から進めていく、もしくは、現地で日本でのサービス内容も良くわかっていないし、信頼関係も築けていない中国人を採用してその人を中心に進めるのと比べて、圧倒的に優位であるのは間違いありません。

今後のネット界のキーワードは「世界展開」につきると思います。

日本のベンチャーも早い段階で、外国人を採用して、日本である程度成長した後に、その彼を中心に世界展開を進めていく。これが重要だと思います。まずは社員の国際化から!

というわけで、外国人の方で一緒にやってやろうと思う方大募集 です!