オスカー受賞監督のスティーブン・スピルバーグ氏は、自分の7歳の子供に合ったビデオゲームがないことに不満を持ち、娯楽の巨匠ならやりそうなことをした――自分でゲームを作ったのだ。

「Boom Blox」は同氏とビデオゲームパブリッシャーElectronic Arts(EA)の共同開発による第1弾のゲームで、昨年5月に任天堂のWii向けに発売されて以来、全世界で100万本近く売れた。EAは5月19日、第2弾の「Boom Blox Bash Party」をリリースする

スピルバーグ氏は、映画産業とゲーム分野での創作には、あまり似た点がないと話す。

「ビデオゲーム制作のあらゆるレベルで利用される技術は、ジュラシック・パークで恐竜を描くのに使われている技術としか似ていない」(同氏)

「(ゲームには)わたしがやってきたような制作過程がない。俳優を雇うことも、セットを建てることもない。細かなテクノロジーがその代わりをしている」

同氏は、おそらくそれが、ビデオゲームが大画面に変換されない理由の1つだろうと語る。しかしハリウッドはDisney Picturesの「Prince of Persia: The Sands of Time」など、ゲームの映画化に挑み続けている。

「今のところ、映画原作のビデオゲームは大成功していないし、ビデオゲームを基にした映画もあまりヒットしていない」(同氏)

「これまでは映画とゲームの融合は起きていないが、いずれ起きるだろう。そうなればものすごいことになる」via:Itmedia


新しいエンターテイメントを追求し続ける姿勢はさすがスピルバーグですね!

映画、テレビ番組、漫画、小説、アミューズメントパークなどの融合は既に始まっているので、この中にゲームやネットも混じっていくのは遠い将来ではないと思います。