Techcrunchでmixiの分析記事が出ていました。
普段は日本のサイトが紹介されることは殆ど無いので、彼らが日本最強のSNSをどう分析するのか、非常に興味深くみました。

mixi―純然たる日本ローカルのSNSの成功を分析する :Techcrunch記事参照

記事の中では特にイギリスで人気のSNS、Beboとの比較が多いです。

興味深い分析は以下
・機能の乏しさ
欧米のSNSに比べてmixiのもっとも目立つ特徴は機能の乏しさだろう。
→どう見ても乏しいが、もっとも目立つ特徴と言われてるのは寂しい

ブログとコメントによるコミュニケーションが機能の中心
メンバーの活動の中心なんといってもmixi内で「日記」を書いて友達と共有することだ。「今何をしているか」を発信するステータス・メッセージをニュースフィードとして配信する欧米のSNSとは異なり、mixiの機能は本質的に日本最大のブログ・プラットフォームだ。
→ブログプラットフォームという見方はしたことが無かったが、そういわれると納得。Facebookなどの欧米系SNSには日記機能はついていない。日本人は世界的にも日記好きなのかな?

匿名性の高さ
実名と本人顔写真を公開しているユーザーの割合は5%以下
→どこからのデータか分からないけど、本当だとビックリする少なさですね。

・収益性の高さ
メンバー1人当たりの売り上げは$5.46と、Bebo($20M)の13倍、Facebook ($150M)の3倍に上る。Find Job!の分も含めて考えると、mixiはメンバー1人当たりの利益でもBeboを大きく引き離している。(mixiは1人当たり$1.26。Beboは 5千万ユーザーに対して、1人当たり$0.1)
→これは笠原さんたちの努力のたまものでしょう!

・極度にドメティック
しかし日本市場に特化して大成功を収めた代償として、mixiのサービスは国際化することがほとんど不可能になっている。mixiは最近、お隣の中国市場に進出したが、現在のデザインのままでいくなら、mixiは国内市場を独占することで満足している方が安全だろう。
→mixiのデザインは彼らからみるとそんなに悪いのかな?


海外の専門家が日本のmixiをどう見ているのかが分かってとても面白かったです!