YouTubeがテレビを超えることができるかについて、
有名ブロガーの方たちが語られています。

YouTubeがテレビになるなんで10年早い

YouTubeがテレビになるのに10年もかからない



両者とも著作権の面、検索などの技術の面などから、
いろいろと分析をされており、
非常に面白い議論になっております。

僕の意見を述べますと、
YouTubeが若い人たちの間でテレビを超えるのに5年も掛からないんじゃないか。

全体でテレビを超えるのも10年もあればいいのではないか。

と思います。


技術面、著作権、ビジネスモデルの面で
クリアしなければいけないことは、まだまだ山積しています。

YouTube自体が、他のベンチャーにやられてこける可能性も、
大いにあると思います。

しかしながら404 Blog Not Foundさんも仰られているとおり、
Napsterの敗北が、Web Musicの敗北を全く意味しなかったことからも明らかだ。
もうすでに音楽配信ははiTMSなしには考えられない。
歴史の歯車はもう戻せないのだ。

本当にそう思います。


更に、

ネット動画がテレビを追い抜くために必要なこと


ネット動画が今後、更なる成長を遂げて、
テレビというメディアを追い抜くために必要なことは、
テレビにできないことを追求するということだと思います。

現在のテレビとネットの関係は、
以前の映画とテレビの関係に非常に似ています。

テレビが出てきた当初、映画業界はテレビの存在を恐れて、
自分たちのコンテンツをテレビで流せなくしたり、
監督や役者もテレビにでれないように圧力を掛けました。

今のネットもそんな感じですね。

その中でテレビは如何にして発展していったか?

映画のマネをしたのか?

答えはNoですね。

当時、テレビでみんなが見たコンテンツは、
映画の様なコンテンツではなく、
「力道山の試合」、「ジャイアンツ戦」、「ニュース」、「バラエティー」
などのコンテンツでした。

これらのコンテンツはもちろん映画館で観ても面白くもないモノです。
というか、映画という媒体では創ることが不可能なコンテンツです。

つまり、テレビは映画と同じ土俵の上で戦うことをせずに、
映画にはできないことを追求していった

そのことが、当時の視聴者たちの、新しく湧いてきたニーズにマッチした。

これがテレビが映画を追い抜いて発展していったポイントです。

映画と同じ土俵の上で戦ったのでは、
映画に勝てるわけがない。

このことは、現代でも応用できます。

テレビと同じ様なコンテンツを創ったのでは、
絶対にテレビに勝つことはできません。

テレビにできないことを追求する。

ネットにだからできることを追求する。


これができた時、本当の意味で、
ネットがテレビを超えることができるのではないでしょうか。