南国土佐に入ったのはやはり夕方だった。


東京を出てから11時間(書き始めてから何日だと言うのは置いといて・・(^_^.))ほぼ半日のロングドライブ。

ほぼ日本を半分走って来た訳で、ダンセン達より、良く母親が後部座席でもったなと・・。

確かにほとんど寝ていて荷物と化していましたが、74歳にはさぞ堪えたでしょう。早く親父の家に着けて休ませたいところです。


ところで肝心の親父の家(厳密には伯母さんの家)は若草町というところにあり、30年以上前に1回来ただけなので、

ほとんど覚えていないのに等しいのですが、夏、僕らの寝た布団を2階の窓から干したのですが、

広げて干せる屋根があった事だけは覚えています。


広げた布団の上にもう一度寝転んだ時のお日様の匂い・・・。その前には畑だったかなんだったか広い空き地があった気がします。

ところが30年も経てば、空き地は住宅で密集し、面影もへったくれもありません。確かにナビは場所を指すのですが、

路地になっていて車で探し難い状態です。たぶんあそこじゃないかと言う家があったので親父に電話すると、

窓から見える人影が電話を取り上げたのが見えたのでした。


ビンゴ!良く見れば例の2階のひさし屋根もかなり古びていますが確かにあります。いよいよ親父との再会・・・。

どんなジジイになっているのか。その時の本当の気持ちは「ちょっとうっとおしい」やはりそんな感情しか湧かないダンセンだったのでした。